「四方満足の経営とは」
年1回、感性論哲学を学ぶ人たちが集まる会です。
今年のテーマが感性経営です。
経営者の方でなくても、わかりやすいお話です。
参加費: 講演+懇親会 13,000円
講演のみ 5,000円
10月21日(土)
15:00~17:30 講演会
17:50~19:30 懇親会
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
https://www.anaihghotels.co.jp/search/chu/cp-ngoja/
参加申し込みは、こちら
https://ws.formzu.net/
思風会全国大会、過去開催時
2016年11月3日、第4回思風会全国大会inTOKYO
第3回思風会全国大会
「伝える力~限りなく広がる~」
第1回は東京にて「風になる」第2回は名古屋にて「共に学び、共に育つ」第3回は大阪にて「つながる」というテーマで開催。今回のテーマ「伝える力~限りなく広がる~」
自分の思いを伝えるというのはとても重要な事です。しかし、それだけではなく新しい時代を未来の社会に伝えるというのはもっと重要ではないでしょうか。
今回はテーマの通り、伝えるという事で初めての方にも参加しやすい様、趣向を凝らしての開催となりました。
有志の実行委員会のメンバーが何度も打ち合わせを重ね、今日の為に一丸となって築き上げた素晴らしい全国大会になりました。
下記に当日の様子をお伝え致します。
・オープニングはチャッキリの演奏からスタート
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第一部、思風先生から感性論哲学とは?について
冒頭、命(生命)の本質は感性という事で思風先生からお話を頂きました。
命は感性によって生かされており、感性を磨かなければ素晴らしい人生を送る事は難しい。感性を輝かせようと思ったら、「俺はこの為なら死ねる」というものを見つける事。命が一番輝くのは死ねるという程のものに出会った時こそ、命が生かされる。
続いて、「思風先生に聞いてもいいですか」という事で中学生の本堂さんから思風先生への質問
はじめて学ぶ方、年齢や立場に関係なく感性論哲学に親しんで頂ける様に、感性論哲学を難解な哲学として捉えず、純粋に感じたものを大切にしながら、それを理性(理屈)で考えず、感じた事を大切にしてほしいという事で質疑応答を身近な生活での悩みや問いに対して質問を頂き、思風先生にお答え頂きました。
思風先生の講演から
説得と納得について
相手に分かってほしい、分からそうというのが説得。それを説得論理と言い、説得論理の背景には「人間の本質は理性」という考え方がある。相手に対して理性を基に説得しようとすると相手は反感を抱き、自分の都合のいい様に曲げて理解をしながら話をしてしまう事が多い。自分の真意がなかなか相手に伝わらない。だから物事がうまくいかない場合が多い。
それに対して、納得論理は人間の本質は感性(心)という考え方。
自分の心を使って、相手の心に話かけるという事。心遣い、相手の気持ちを思いやる、相手に配慮し状況を考えた上で話をする。理屈ではなく置かれている状況や背景、気持ちを基に。
感性論哲学では、いかなる正義でも相手の心を傷つけるような事は悪である。
第2部懇親会
懇親会では思風先生と長年の付き合いのある行徳哲男先生から熱いメッセージを頂きました。
昭和51年12月4日、芳村思風先生 34歳の時、「感性論哲学の世界」という本を自費出版し渋谷駅前の大盛堂という書店にて本を並べた翌日。
行徳哲男先生が何気なく、その本屋に立ち寄って、
「感性論哲学の世界」を手にした。
「考え方ではなく感じ方が人間を決定する」
行徳先生は、扉に書かれたこの言葉を見て、衝撃が走った。自分がやってきたこと、やろうとしていたことの裏づけが、その本に書かれていた。今までやってきたことに間違いはなかった!そう確信したそうです。行徳哲男先生は、その日のうちに、芳村思風先生に連絡を取った。翌日、芳村思風先生は、三重県鳥羽市から、東京の行徳哲男先生のもとへ駆けつけた。「その日から私の人生は変わりました」と芳村思風先生は仰ります。
「感性」という言葉すら、今のようにはとらえられていなかった時代。
「理性」を磨くことが第一の時代。
「人間の本質は、理性である」と言われていた時代。
「人間の本質は、感性である。」34歳の時書いた「感性論哲学の世界」を、自分の考えを、一人でも聞いて欲しい。ただそれだけの気持ちで、本屋さんに置いてまわった。行徳先生が、実業の世界へと結び付けてくれた。
感性論哲学を人生に活かす。感性論哲学を経営に活かす。
多くの経営者の方が、感性論哲学との出会いで「自分の中に1本の芯ができた」と話されています。
2015年10月11日第3回思風会全国大会
「つながる」対立から思いやりの心へ
思風先生からは、人間同士がつながるにはどうつながればいいのか?それは人間の本質は心であるから心のつながりが大切という事で講演頂きました。
世の中はまだまだ仕事や親子の関係など、理屈で言ったり、対応したりなど理屈で物事が解決するというのが多い状況において、心をあげるということを行っているのがまだまだ少ない。その心をあげるというのはどういう事なのか?
それを感性論哲学では、「人生は意志と愛のドラマ」と捉え、意志と愛を持ち、そして与える事が心をあげる事である。
・認めてもらいたい
・分かってもらいたい
・褒めてもらいたい
・好きになってもらいたい
・信じてもらいたい
・許してもらいたい
・待ってもらいたい
そういう気持ちが現実社会で生きる中の心の欲しい叫びではないか。
心をあげるとは
・認めてもらいたい努力をする事
・分かってもらいたい努力をする事
・褒めてもらいたい努力をする事
・好きになってもらいたい努力をする事
・信じてもらいたい努力をする事
・許してもらいたい努力をする事
・待ってもらいたい努力をする事
努力を何度も申し上げるのは、愛というのは努力なしに相手に通じない。
愛の実践は努力
相手のために努力する気持ちがなくなれば愛は無くなるが相手のために努力する気持ちがあれば愛は存在する。努力の姿勢を相手の前に示して見せる。言葉をかえれば思いやりの心!行動に示して相手に対し提供するのが思いやり
それを確かめる為には
相手が自分のためにどの程度自己犠牲的な努力をしてくれるかで、相手が自分を愛してくれているかがわかる。
会社経営について「企業に人間味を与える」
仕事のつながり、役職のつながりだけで動いていくのではなく人間の本質は理性から感性へと変わっているのであれば、会社において強い団結力、一体性をつくろうと思ったら、会社の土台に心のつながりを作っていく必要がある。これからの企業のあり方として
会社の土台に心のつながりを作る
その上に仕事のつながりを作り
その上に役職のつながりを持たせる
そういう3次元の形で企業経営を進めていくのは全世界的に、人間味を持たせるという理屈を超えた心のつながりを持たせる事が求められている。
対立について
対立を乗り越えてよい人間関係に戻していくには!まず対立とはどういう事かを把握する所から始めるべきであり、違いが原因となって対立が生じるのが対立。
その違いが出てくるのは後天的に作られるもの。
それには5つあり
1、体験が違う
2、経験が違う
3、知識情報が違う
4、物事の解釈が違う
5、人生におけるさまざまな出会いが違う
それぞれの違いがある中、考えが違うのは自分にはない体験や知識情報など、自分に持ってないものを誰が持っているかを教えてくれる事!と捉える事が大切。
同じ考えの人とばかり付き合うのでは対立しない分気楽ではあるが成長する事は難しい。
相手から学ぶという事が大切であり、自分に無いものを相手から学びあい教えあうという事で対立、違いという事事態、解釈を変えて自分に持ってないものを誰が持っているかを教えてくれる事と捉える。
最後に
人間を愛するとは
人間は長所半分、短所半分。
人間を愛するとはその人の長所も短所も含めて受け入れる事。
短所を愛する努力
人間関係が壊れずに思いやりの心を持つには短所に対してどう向き合うかが大切。伸びる長所を伸ばしていくと短所は何も努力しなくても人間味に変わる。その長所を伸ばして人間味が出てくる事を感性論哲学では角熟という言葉を用いている。
まん丸にはならず、とんがったところが個性(角熟)。角張ったまま成長していくという事。個性のある本物は、角張ったまま熟していくのです。角張ったまま熟していくところに、個性ある本物の人間の姿があります。