日本理化学大山会長の講演と ひさし総合研究所様と日本理化学様の協働事業のキットパスインストラクター紹介ということで参加させて頂きました。
日本理化学工業様は全従業員74人中55人が知的障がい者(内26人がIQ50以下の重度の障がい者)が働いている、学校で使うチョーク製造を主とした会社です。障がい者雇用を目指したのは、禅寺のお坊さんから
「人間の究極の幸せは、1つは愛されること、2つ目はほめられること、3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることの4つです。福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、働いて役に立つ会社こそが人間を幸せにするのです」と教わったからでした。
「人と人の絆をより強くする社会にしたい」という事は本日の講演で何度もお話されていてその為の1つの支援としてキットパスを家庭に普及出来れば、子供の成長にもプラスになるのではないかとの事で
落書きは人間の本能(=自分の存在を知る)という事でキットパスを家庭でも使っていただける様になればとおっしゃっていました。
口では伝えれなくても落書きであれば、本人の想像力を伸ばして手で触る、見るの5感の要素を伸ばす事が出来る。実際の事例として三軒茶屋の商店街に落書きコーナーを設置しており、小さな商店街や小さな町において障害児や子供が自由に落書き出来る場所を用意したいとの事です。
五感を刺激する事で障害者が健常者並に生活が出来る事を
しいのみ学園の昇地先生の3歳児学会の紹介をたまたまテレビで見て
5感を刺激する事で感性が目覚める。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の中でも
見る、聞く、触れるを3歳までの間に行う事で
しいのみ学園の園児の15%の子が普通の学校に行ける様になった。
という事例を基に展開するヒントを得ているそうです。
その後大山会長と帰り道一緒に歩きながらしいのみ学園に一緒に行こう!とのお約束を
改めて昇地先生の偉大さを感じると共に、もっとたくさん学んでおけば良かったと後悔の念もアリで。人生の大先輩であるお二方がいらっしゃる中、五体満足で年齢も若く、昔から昇地先生の近くにいて知る事が出来た、という恵まれた環境にいる自分が何をすべきか、出来る事が何かを深く考えさせられた1日でした。お二方共に50コ以上年上なのに動き続けて、語り続けている姿に疲れたなんて言ってられないと感じております。