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今年遂に吉田松陰が亡くなった時と同い年になる29歳の年。

松陰が留魂録を書く前に、弟子の高杉晋作に宛てた手紙なんですが、
以前松陰は高杉に、男子の死ぬべきところはどこか、との問いを受けていました。
それに対し、江戸に送られ獄中で死と向き合った松陰は、手紙でこんな風に答えました。

 死は好むべきものでもなく、また憎むべきものでもありません。
 世の中には生きながら心の死んでいる者もいれば、
 その身は滅んでも魂の生き続ける者もいます。
 死んで己の志が永遠になるのなら、いつ死んだって構わないし、
 生きて果たせる大事があるのなら、いつまでも生きたらいいのです。
 人間というのは、生死にこだわらず、為すべきことを為すという心構えが大切なのです。


松陰は、人の一生を穀物の四季に例え、何歳で死んだとしても、
その人生にはおのずと四季があるのだと考えました。


そして、松陰は自分の四季を終え、まかれた種は残された弟子たちによって、
見事に穂を出して実りました。たとえ松陰の身体は滅んでしまったとしても、
彼の大和魂は、心ある志士たちに受け継がれ、永遠のものとなりました。
そしてそれは、二百年以上経った今も色褪せることなく、私たちの胸を打つのです。
今の時代では、命をかけて何かを成し遂げるということは、殆どありませんが、
例え自分の身が滅んでも生き続ける魂というものを持ちたいと。