母が大きな手術を控えていた夜のことです。不安で眠れず、スマートフォンを手に取ったまま夜中の二時を過ぎていました。誰かに話を聞いてほしいわけではなく、ただ、何か縋れるものを探していたのだと思います。家族みんなが眠っている静かな部屋で、ひとり画面を見つめていました。
そのときに見つけたのが、易占のメール鑑定でした。家族の病気や手術を占うことへの迷いはありましたが、「吉凶を知りたいというより、今の自分の心を整えたい」という気持ちで申し込むことにしました。状況と今の気持ちをそのまま正直に書いて送りました。
返ってきた文章は、怖いことは何も書いていませんでした。天元春日 易占メール鑑定には、手術の成否を断言するようなことはなく、「今あなたにできることをしている、それで十分です」という意味合いの言葉が、易の言葉を交えながら綴られていました。読んでいるうちに、ふっと肩の力が抜けていきました。
手術は無事に終わり、母は今も元気にしています。あの鑑定が何かを変えたわけではないかもしれません。でも、あの夜に気持ちを落ち着かせてくれたことは確かです。不安な夜にそっと寄り添ってくれるものがあるというのは、思っていた以上に心強いことでした。易という智慧が、長い歴史の中で人の心に寄り添ってきた理由が、少しわかったような気がしました。