おはようございます。


前回病気という単語には3種類あり、それぞれ軽い病気~重い病気まで、ニュアンスの違いがあることを紹介しました。
次にそれらを形容詞として表現に使います。

「病気である」
"be(feel)sick"
"be(feel) ill"
"be a disease"
「病気になる(かかる)」
"get(become)sick"
"get(become) ill"
"get(become)a disease"

形容詞として使う場合には"sickness"や"illness"とは言わず"sick"や"ill"になります。
また、日本語ではあまり意識していない部分ではありますが、「病気です」と「病気にかかる」とでは少し違いがあります。
まず、ここでの「病気です」という表現は翻訳をしてみると、何となく原因は分からないけど病気だ、どこか悪い、気分が悪いというようなニュアンスです。
それに対して「船酔い・車酔い」や「悪阻」「高山病」など病名がわかっているのであれば「かかる」の"get"を使うのが的確でしょう。

 



また「病気が治る」という場合には、"get over""recover from"という慣用句が使われます。

「リオは病気が治りました」
"Rio has gotten over her sickness."

「リオは病気が治りました」
"Rio has gotten over (recovered from) her disease."
どちらも「リオは病気が治りました」という文章ですが、"sickness"と"disease"を使い分けることでニュアンスが随分違ってくることが分かります。
微妙な病気の重さの違いから、後者の方が「重い病気から回復した」ということが読み取ることが出来ます。
逆に前者の方は大した事がないので、必要以上に周囲に心配をかけるということもせずに済みます。

ちなみに「病気の〜」という意味で後ろに名詞が続く場合には"sick"のみが使われます。
"I want to help sick people."
「私は病気の人の手助けをしたい」
"ill people"とは言わないのです。

「病院に通う(入院する)」という場合には、"go to (the) hospital"となります。
ちなみにアメリカ英語では、入院・退院や通院という意味のとき、"the"がつきます。
しかしイギリス英語では"the"がつかないことの方が一般的です。

"My father is in (the) hospital, but he’ll soon be able to leave."
「父は病院に入院中ですが、もうすぐ退院できます」

それに対して「お見舞いに行く」は、"visit(see)someone in the hospital"と表現することが出来ます。

 

 

新型コロナウイルスが日本でも確認されました。中国籍の人で、中国の武漢に滞在していたとのことです。まだどのように感染するのかは不明の様ですが、中国の春節(旧正月)にあたる1月25日前後から日本に来る中国人観光客が増えそうです。事前に対策出来ることはしておく必要があります。病院などの入り口に置いてあるアルコール消毒などもありますが、外国人が多く出入りするのに日本語表記しかないところがあります。そういうのをこの機会にWebで翻訳で外国語表記にしませんか?

 

 

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は【なぜいま気候問題に注目すべき?】2019年のオックスフォード辞典の流行語「Climate Emergency」(2020年1月15日)

 

 

 

Webで翻訳」(株式会社インフォシード)は経済産業省が推進する「キャッシュレス・消費者還元事業」の加盟店となりました。

2019年10月21日~2020年6月30日の間、「Webで翻訳」をご利用の際にクレジットカードで決済されますと、5%還元されます。

※ポイント還元方法等は、決済時にご利用頂いたクレジットカード会社へご確認をお願い致します。