おはようございます。


現在、ラグビーの試合で日本は盛り上がっています。
日本は負け無しということもあり、応援の熱も日に日に増しています。
今日の試合はサモア戦です。
サモアと言うと、他文化の尊重ということでタトゥーを隠す姿が話題となりました。

 



そもそも皆さんはサモアという国を知っていますか?
正式名称は「サモア独立国」で、南太平洋「オセアニア」に浮かぶ島々です。フィジーやタヒチのちょうど中間辺りに位置する島で、あまり知られていないイギリス連邦加盟国です。

サモアには南太平洋の伝統的な社会組織である、首長制度「マタイ制度」が残っています。首長を中心とした大家族制が基盤として、女性の権限が強い母系社会です。
そんなサモアでは、トライバルタトゥーと呼ばれる、折り重なるように線が施されたタトゥーが伝統的に今も尚受け継がれています。
18世紀にキリストの宣教師に野蛮な行為として禁止されて以降は他のポリネシア諸国では衰退していきましたが、サモアでは今もその文化が残っているのです。
本来は儀式的な意味合いから人骨を針に使用して施術していましたが、現在は動物の骨を加工して針に使用しているそうです。男性用は「ペア」女性用は「マル」と呼ばれる異なるデザインの組み合わせがあり、その独特の模様は芸術的です。
日本では、タトゥーというと反社会的な印象が強く、偏見は捨てきれていません。若者のファッションタトゥーも善し悪しがあります。
サモアの国の人々からすると、とても複雑な気持ちになる部分かと思いますが、「他文化の尊重」という「郷に入っては郷に従え」ではないですが、とても敬意ある意見や行動に感じられました。

そしてラグビーと言ったらハカダンスです。
バカダンスとは、ニュージーランドの先住民族マオリ族が戦いの前に踊っていた伝統舞踊のダンスです。同じマオリ族を祖先に持つサモアにも受け継がれています。
実はサモアのハカダンスとニュージーランドのバカダンスは少し違いがあります。サモアのバカダンスは少し異なる独自のダンスです。ラグビーの試合の際に間違い探しをするのも面白そうですね。

サモアは常夏で、年間を通してサーフィンやダイビングなどマリンスポーツを楽しめます。
12月〜3月の期間は南半球は季節が日本と真逆なのでサモアにはもってこいの季節です。
これから冬に向けて海外旅行の計画を立てている方にらオススメです。

観光地としてもとても素晴らしいサモアですがなかなか知られていないのが残念です。
直径50m程の巨大な穴の中にエメラルドグリーンの海水が輝き、サモアの自然を満喫しながら遊泳することができるトスアオーシャントレンチやピウラ洞窟、
バエア山には作家ロバート・ルイス・スティーヴンソンのお墓があり、現在は彼のお墓を作る時に開かれた道があります。
また、「ロバート・L・スティーブンソン博物館」は、彼の邸宅が博物館として展開しています。

ぜひラグビーの試合だけでなく、サモアの文化に触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

「他文化の尊重ということでタトゥーを隠す姿が話題となりました。」と最初に書きましたが、他国に行きその国の文化を尊重するのは大切な事ですね。「郷に入っては郷に従え」と言います。行った国の文化を大切にする、その文化を楽しむべきだと思います。Webで翻訳でも翻訳をする際に、翻訳後言語の文化や習慣などに気を付けて翻訳をしています。皆さんも海外旅行に行った際は、相手国の文化や習慣を楽しみましょう。

 

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