おはようございます。


普段何気なく、学生時代に習った英語を思い起こしながら英会話をしている方は要注意です。
意味が全く違う訳ではありませんが、使いようによってはとても不自然だったり、堅苦しかったり、攻撃的に聞こえたりしてしまいます。

例えば「友達と遊ぶ」という表現についてです。

日本では幅広い意味で「遊んだ」と言いますが、「昨日友達と遊んだ」と言いたい場合、映画を観に行ったのならば「昨日友達と映画を観た」、飲み歩いていたのであれば「昨日友達とお酒を飲んでいた」と、具体的に表現することが一般的です。

I watched a movie with my friend last night. (昨夜友達と映画を観た)
I drank with my friend yesterday. (昨日友達とお酒を飲んだ)



「遊ぶ」と言うと、どうしても"play"が頭に浮かぶかと思います。
大人の場合は、"play with~"を使用せず、"hang out with ~"を使用するのが適切です。
"hang out with ~"で、「~と遊ぶ」「~と楽しく過ごす」という意味です。

"hang out"には、「うろうろする」という意味もありますが、「体を乗り出す」などの意味もあります。

次に、"I want to go to hospital."についてです。
直訳すると、「私は病院に行きたい」という意味にです。こちらも学生時代の英語の通りで、何の問題もなさそうな一文です。
しかし"I want to go to hospital."と言ったら、重大な病気やケガかと思われてしまう事が多いのです。緊急を要するようなケガや病気で受診が必要な場合には、ほかに"I need hospital"という表現もありますが、とても大袈裟に聞こえてしまいます。

“go to see a doctor”を使おう

風邪やちょっとした不調などで病院を受診したい場合には、"I want to go see a doctor."が自然です。
"go see a doctor"は、「お医者さんに会いに行く」と直訳してしまわないようにしましょう。「病院に行く」「病院で診察を受ける」という意味で翻訳をします。

"I’m going to see a doctor. "(病院に行ってみるつもりです)
"You had better go see a doctor."(病院に行ったほうが良いよ)

 

 

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