おはようござます。


"I am sorry."と言うと、「ごめんなさい」と謝罪の意味と捉える方が多いかと思います。


実は謝るだけではなく、「哀悼の意」としても活用が出来るフレーズなのです。
"sorry"という単語にはごめんなさいという謝罪の言葉であるとともに、「お気の毒です」「ご愁傷様です」「残念です」「お悔やみ申し上げます」などの意味があるのです。

"I am sorry for the loss."
(亡くなった方たちのご冥福をお祈りします。)
"I’m sorry to hear about the loss."
(亡くなった人たちのことをきいて悲しく思います。)

ここでの"loss"は亡くなった人々のことを示し、このような場合には"death"という直接的に死という言葉は避けます。


I’m so sorry to hear about what happened in ○○.
(○○での出来事のことを聞き、残念に思います。)

さらに心を伝えるには
"My thoughts are with all the victims."
(全ての被害者にお悔やみ申し上げます。)

"My heart goes to all people in ○○."
(○○のすべての人々に心から、お悼み申し上げます。)

直訳すると「私の心は○○の人々と一緒にあります」となりますが、悼む気持ちを表現することが出来ます。
これらは被災地やテロといった被害者に対して使えますが、個人的な友人や仕事先に哀悼の意をあらわすときにはまた違った表現となります。

"You have my sympathies."
(あなたの気持ちはよくわかります。)
"Please accept my sincere sympathy."
(私の哀悼の気持ちを受け取ってください。)

そしてお悔やみの言葉、末尾には"In deepest sympathy."「お悔やみ申し上げます。」で結びます。

最近日本でも浸透してきている"R.I.P"ですが、正確な意味をご存知でしょうか?
若者は有名人やアーティストが亡くなったり命日を迎えたりするとSNS上ではよく飛び交っています。
そもそも"R.I.P"とは「安らかに眠れ」"Rest In Peace"の略です。これまで紹介してきた「ご冥福をお祈りします。」とは伝える相手や意味が違ってくるのです。

これまでに紹介してきた「ご冥福をお祈りします。」は亡くなった人の身内や、関係者など、生きている人に言う言葉です。
一方、"Rest In Peace"は亡くなった人自身に対するメッセージです。
なので死んだ方々に語り掛けている言葉として"R.I.P"が使われているのです。

8月は日本では原爆投下や終戦などの記念日もありました。
9月には9.11も控えています。
また、テロは悲しくも世界中で起きています。
これらの言葉は覚えておき、失礼のない丁寧に気持ちを伝えましょう。

 

 

普段の会話であれば少し言葉を間違えても問題はありませんが、時と場合によっては大変失礼になってしまいます。今回のブログの様なことはもちろん、ビジネスなどにおいては特に注意を払わなければなりません。Webで翻訳でもTPOを翻訳前に確認することがあります。それは相手に失礼にならない様、その状況においてベストな翻訳をするためです。翻訳をご利用される方は、翻訳をする前に翻訳家にTPOを伝えるようにしましょう。

 

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