おはようございます。
先日紹介した"January blues"はアメリカ以外にも、クリスマス休暇を重視する国ではよく見られる症状です。
世界にもそれぞれのお国柄で落ち込む時期はあるようです。特に多いのがクリスマス明けの1月のようです。
イギリスでも1月はみんな気だるそうにしている姿が目立つようです。
一方日本が落ち込んでる5月では春の気配を感じ浮かれている人が目立つようです。
ドイツには"Urlaubsblues"という言葉があり、長期休暇明けの憂鬱という意味です。
また、陽気で明るいイメージのブラジルにも憂鬱な時期は存在します。特に呼ばれ方というのはありませんがブラジルもクリスマス、年越しを終えた1月から2月にかけては人々の気分が落ち込み、経済が停滞してしまう傾向にあるということです。そしてブラジル特有の憂鬱な時期は「カーニバルロス」です。
サンバカーニバルが終わる2月後半から3月にかけて皆さん憂鬱というかもぬけの殻状況のようです。
ブラジル人は半年前くらいから準備を始め、全身全霊で楽しみます。結果、心にぽっかりと穴が空いて、仕事が手に付かないという人が大勢いるとのことです。
一方で、"blues"や「五月病」とは無縁の国も存在します。
タイには五月病的な症状に見舞われる人はほとんどいません。タイ人は基本的に楽しさや都合のよさ、快適さを追い求めることが多く、新しい環境でもそれをどう楽しむかを考えるのだそうです。
そのためすぐに「ブア」(飽きた、つかれた、たるい)という人はいますが、ストレスはあまり溜め込まないのです。
ただ、初めに「ほんとんど居ない」と紹介したのは、海外転勤などでタイに暮らし始めた日本人のなかには逆にストレスとなり悩まされる人もいるようで時々自殺者も出てしまうということでした。
南米ペルーにも五月病はもちろん休み明けの"blues"も存在しないようです。
ペルーの人たちは新年度に調子が悪くなってもそれを病気だと思わないということでした。
南アフリカ共和国でも長期のクリスマス休暇がありますが、休暇明けに不調になるという一般的な認識はないそうです。
経済が悪いため、多くの人々が精一杯働かなければなりません。休み明けや楽しいことが過ぎ去ったからと言って落ち込んでいる暇なんかないのです。
世界の五月病、それに似た"blues"を見て「分かる分かる」と共感することもありますが、逆にそのような概念がない国の考えを知ると日本人は頑張りすぎとか考え過ぎ、常にピリピリしているんだなと思います。「落ち込む暇なんてない!」という考えも楽しい方向で私達も取り入れることが出来れば少しは五月病も減るのかも知れません。
五月病や休み明けにブルーな気持ちになる人は、普段から頑張りすぎている人なのかもしれませんね。自分で出来ることでも、時には人にお願いしたりしても良いのではないでしょうか。翻訳のことでお困りのことは
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