おはようございます。

 

今週は靖国神社で夜桜能が行われます。

夜の桜の下でこのような伝統芸能を見るのも良いものですよね。


さて前回、桜は二週間しか咲くことが出来ないというフレーズ英語を紹介しました。
二週間という限られた短い時間、桜は精一杯美しく咲き誇ります。
桜の美しさを的確に表現することが出来る言葉を交えてフレーズ英語を紹介します。

"Japanese people find the beauty in their short life."
「日本人は、桜の短命さに美しさを見出します」

"It is said that it is because cherry blossom symbolizes the ephemeral nature of life due to the way it blooms beautifully but only for a short while."
「美しく咲いて潔く散る桜の様子が、もののあわれを象徴するからだとされています」

"As they are in full bloom for a very short period of time, Japanese people are in the tendency to love transitory beauty."
「桜の花が満開な時期は非常に短く、日本人は儚い美を愛する傾向にあるのです。」

短い間だからこそ、更に美しく感じ「もののあわれ(the ephemeral nature of life)」や「儚い(transitory)」はまさにピッタリな表現です。


しかし、私たち日本人はつい桜そっちのけでお酒や美味しい食べ物に気を取られてしまいがちです。
お花見スポットの周りには有名なお店や飲食店、話題のメニューもチラホラありますよね。
桜の美しさをしみじみと実感して見とれているのも最初だけで、まさに「花より団子」状態です。

ちなみに海外にも「花より団子」に類似することわざは存在します。

"Bread is better than the songs of birds"
直訳すると、「鳥の歌声よりパンの方が良い」です。

鳥の歌声を聞いていてもお腹は一杯にはなりません。なので鳥の歌声よりパンの方が良いと
いうことです。
海外ではお花見よりもバードウォッチングをする文化が根強いです。
日本語の「花」が「鳥の鳴き声」、
「団子」が「パン」になっているのです。

"Pudding rather than praise."
直訳すると「称賛よりプディング」という言葉で、こちらも日本でいう「花より団子」です。

"pudding"はお菓子又は料理の名前でデザートの意味です。
"praise"は、称賛や賛美など、「ほめられること」を意味します。
褒められたり称賛を得ることよりもお菓子やデザート、美味しいものの方がいいということです。少し「花より団子」とはニュアンスが変わってきますが似ている言葉です。

国柄でことわざや表現も違いがあり、お花見の際には盛り上がりそうな話題です。

 

 

ことわざや表現をきちんと伝えるのは意外と難しいものです。同じ日本人相手でもきちんと伝えられないことがあります。それを相手にきちんと伝えるのが翻訳であり通訳です。Webで翻訳の翻訳家も相手にきちんと伝わることを大切に考えながら翻訳をしています。どのような翻訳がよくされているのかは、Webで翻訳実績一覧で見ることができますので、どんな翻訳が良くされているのか一度見てください。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は知らずに使っているかも?!シェイクスピア作品の使える英語表現Part2(2019年3月27日)