おはようございます。

 

前回は、節分・恵方巻きということで方角について紹介してきました。
例えば、北だと"north"ですが、それだけでなく"northern"という表現もあるということでした。
では、これらの使い分けとは?どちらも一緒のようにも思えますが、実は使い方を間違うと大きな誤解を招いてしまう大変なこととなります。
"northern"のように"~ern"が付いた方位は"~部"というように考えます。
"northern"であれば「北部」で、どこか「中の北側」ということになります。
"north"は単体で使うと、どこかの外側を指す北となるのです。
"South America"は「南米」です。ブラジルやペルーなどアメリカの外側の南に位置する国々です。
"southern America"が文中に出てくると、フロリダやテキサスがある「アメリカ南部」ということになります。

東西南北を使って
「○○は△△のどこにある」と限定した場所を伝えるのには、
"〇〇is north of △△"
〇〇は△△の北にあります。
"Mexico is south of U.S.A."
「メキシコはアメリカの南にあります。」となります。

さらに覚えておくと役立つのは、東西南北に方向性を加えた表現があるということです。
東に行く・西へ向かうなどと表現したいときには 「東西南北+方向性を表す単語」で使われることが多いです。
具体的に紹介していくと、
"go back (to) east"「東へ行く」
"go out (to) west"「西へ行く」
"go down (to) south"「南へ行く」
"go up (to) north"「北へ行く」

日本はご存知の通り首都が東京です。つまり、基準が東側にあり、お気づきの方も多いかと思いますが電車の上り下りの表現も含めて、東へ「進出する」イメージがとても多くあるようです。
しかし英語では西へ「進出する」 東へ「戻る」と表現されています。
南北に関しては、地図の上側に北が記載されることが多く、「北上する」「南下する」という日本語があるように日本の考え方・方向感覚に共通するようなものがあるのかもしれません。

ちなみに、よく日本では"western"ってよく使いますよね。
直訳すると「西の、西洋の」という単語ですが英語ではほとんど使いません。
アメリカの西部劇など、文脈によっては使われることはあるかもしれませんが、アメリカ自体が西洋なのでわざわざ使わうことは無いそうです。

 

 

古今東西どんな翻訳でも対応できるWebで翻訳

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は筋トレって英語でなんていうの?ジムで使える英語フレーズ(2019年1月30日)