おはようございます。


日本では「早い」と「速い」の二つの単語のみで使い分けられますが、英語では"fast"と"early"以外に、あといくつかの表現があります。


"quick""speedy""rapid""soon"の4つです。


そのうち、"soon"だけが「早い」にあたる意味合いで、「すぐ」「まもなく」はもちろん、「早く」と訳することもあります。例えば、「できるだけ早く」という意味の"as soon as possible"でも"soon"が「早く」という意味で使われています。

動作完了までのスピードが「はやい(速い)」という意味で使う表現です。"quick"は時間にすると短く「あっという間」というニュアンスで、「素早い」「機敏」などと訳す場合もありますが、「テンポが速い」などでも使われます。
"speedy"は、物事に迅速にとりかかる場合など動作の速さに使います。
「迅速な決断」「迅速な返答」などは"speedy"を使います。
"quick"と意味が近く、両方が使える場合もありますが決定的な違いは"speedy"は動作の速さに対し、"quickly"は動作を完了させることに関して主に使われるということです。
"rapid"は、物事の変化の速さに対して使う表現で、3つの中でもかなり速度が速いと言えます。
海外では"express"が一般的ですが、日本の電車でのアナウンスでは快速電車のことを
"rapid train"と表現することが多いです。
その他、社会的や経済的な変化、呼吸や鼓動が速くなる場合などでも"rapid"を使います。

このように、「はやい」は日本では「早い」か「速い」の二種類で表現していましたが、英会話をするあたり6つの単語を使い分けることでより適切な表現をすることが出来ます。
しかし、日本と海外の「はやい」という表現の仕方にはまだ違いがあります。
日本語では当たり前のように話していましたが「はやい」に分類されない「はやい」が日本語には存在します。
その場合、翻訳する際や英会話をする際には「はやい」ではない単語で表さなければなりません。

例えば、「早い話・・・」ということってありますよね?
この場合、英会話では「早い」ではないのです。
"to make a long story short"という表現になり、直訳すると「長い話を短くすると」というフレーズになります。

その他「子供たちには早すぎる」は「子供たちには若すぎる」と言い換えられます。なので英会話では"too young for kids "というフレーズになります。
「あきらめが早い」も「簡単に諦める」というニュアンスなので"give up easily"という表現になります。
「気が早い」は"be hasty"で、直訳すると「急性」ともなります。

そして厄介なのが日本語の「手っ取り早く」です。
「手っ取り早い話」という場合だと紹介した「早い話」の"to make a long story short"でいいのですが、場合によっては"quickly"でも十分なこともあります。
「手間がかからない」の場合は"shortcut to"がぴったりですが、「簡単に終わらせる」という場合だと"make short work of something"がいいでしょう。

英語に比べて日本語は大まかな括りで表現をすることが沢山あります。
日本語に惑わされずに翻訳をすることを心がけましょう。
 

 

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