おはようございます。


あっという間にお正月が過ぎ、そして成人の日がやってきました。

 

もうすぐ小正月なので、お正月について書いてみます。

日本では新年を迎えると初詣、おせち料理、お屠蘇、お年玉などがあります。海外での文化ももちろんありますが、当然日本とは全く違うものです。

そもそも1月1日をお正月と決めたのは、イタリアのローマ教皇だったのです。何となく、なんでもスタートは「1」なので当たり前になってしまい考えてもいませんでした。そんなイタリアは、花火と爆竹で新年を迎えます。何となく、今日問題になりつつある一部の日本人文化と重ならなくもないのですが、イタリアのこのような文化には理由があります。花火と爆竹の音や光を使って悪霊を追い払うこと。さらに旧年を早く追い払うためだと言われています。


ちなみに中国でもお祝い事に爆竹を鳴らす風習があり、イタリアと同様に悪霊や邪気を追い払うという言い伝えがあります。年越しだけでなく、結婚式などのおめでたい席でも用いられます。

そんな中国では、1月1日は普通の祝日とあまり変わりはありません。というのも、中国では旧い暦の習慣が今も残っているので、1月下旬から2月中旬ごろの「春節」を祝うことの方が重視させれています。もちろん旧正月の大晦日では、大量の爆竹と花火でお祝いするのが恒例となっています。残念ながら北京などの都市では見ることは出来ません。

その他、派手なお祝いムードの国はいくつかあります。


アメリカでは「蛍の光」の大合唱で新年を迎えることが定番です。大晦日の晩からパーティーが始まり、年越しと共にチャイムや爆竹、花火などどんちゃん騒ぎが始まります。日本では紅白歌合戦の後に去っていく年を惜しむように歌いますが、アメリカでは「新年おめでとう!」というお祝いムードの中で大合唱をします。

南半球にあるオーストラリアは夏真っ盛りです。寒い北半球とは違い、暑いので外でBBQをしたり、飲んで踊って大騒ぎしたりしています。またシドニーでは花火も上がります。

爆竹は英語では"firecrackers"や"banger"、花火は"fireworks"です。

「花火が上がった!」は"There go the fireworks!"と簡単に表現すすることが出来ますが、"set off"で「打ち上がった」という慣用句の表現もあります。"set off"だと、ロケット花火だけでなく、手持ちの花火の表現でも活用できます。

「爆竹を鳴らす」は"fire a banger"や"set off firecrackers"となります。

ちなみにパーティーなどでよく使う、日本で言う「クラッカー」ですが、そちらのクラッカーは"Party Popper"という表現が正確です。"craker"だと「爆竹」と捉えられてしまうことが多いようです。

 

小正月、旧正月を前に翻訳をしておきましょう。

Webで翻訳

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は表現力をアップさせる!英語のイディオム9選 Part2(2019年1月9日)