おはようございます。
いきなりですが、"wet blanket"と濡れ衣に注意!
とんだ濡れ衣を着せられた・・・

国内にいても海外にいても、そんな状況は関係なく起こります。
特に慣れない環境だと、言語も違うし常識も違います。
海外では日本よりも起こり得ると考えて覚悟していた方が良いでしょう。
以前紹介したように、言葉や表現も日本とは違います。
「水を差す」も濡れた毛布だったり冷水だったり、
水よりもミルクが一般的なことから表現にも違いが出てきます。
ある程度、そのような表現を頭の片隅に置いておかないと、
翻訳された文章や直訳してうっかり鵜呑みにしてしまうと大混乱に陥ったり、
思わぬ展開に進んでしまったりしてしまいます。
「濡れ衣を着せられた」もその一つで、以前紹介した"throw a wet blanket on ~"を
勘違いしてしまうことも無きにしも非ずです。
海外でいう「濡れ衣を着せられた」(無実の罪や汚名を負わされた)は、
"scapegoat""They used me as a scapegoat"と表します。
"scapegoat"は濡れ衣を着せられた人のことを表し、
"They used me as a scapegoat"は訳すると、「私は濡れ衣を着せられた」となります。
翻訳アプリなどを使うと、変に直訳されてしまうので、
「彼らは私をスケープゴートとして使用しました」と混乱の素になりそうです。

ちなみに"scapegoat"は古代ユダヤで贖罪の日に人の罪を負わせ
荒野に放したヤギの事を指した贖罪のヤギという意味です。
このことから、犠牲や生け贄、身代わりなどの意味を含み、
濡れ衣を着せられた人のことも含まれるのです。
海外では「濡れ衣を着せられた」をそのまま表現する言葉は存在しません。
なので、"throw a wet blanket on ~"を言われると場合によっては
「私、あなた達に罪は着せてないよ!?」と誤解し、さらに誤解を呼ぶことになり得ません。
そして翻訳アプリやスマートフォンなどの翻訳機能も直訳することが多いに考えられるので、
翻訳してもらうことだけに頼らず、関連することや思いつく意味や言葉を入念に調べたり
勉強したりすることが大切です。
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