前回、前々回と海外のお月見を知ろう①、海外のお月見を知ろう②で
アジア圏でのお月見の行われ方や言い伝え・伝説を紹介してきました。
アジア圏ではお月見に対して、楽しい雰囲気且つお祭り感覚で行われています。
しかし、ヨーロッパ圏ではお月見というイベントやお祭りは存在しません。
それどころか、「月」にはどこか魔術的な雰囲気が持たれているようです。
たしかに、現に有名なお話として満月の夜に男が満月を見ると狼に豹変すると言われる
狼男の話は誰もが知っているかと思います。
その他、なにか薄気味悪いお話の際には必ず満月が夜空に登っているような気がします。

そもそも、古代ヨーロッパでは月とは「狂気の象徴」とされていたようです。
「月の光によって気がおかしくなる」という考えや言い伝えがあるのです。
お月見をする日本でも、近頃はそのような考えが浸透しつつあります。
(とはいえ、ヨーロッパ圏程君が悪がったり恐れたりはしてないですが・・・)
"luna"とはラテン語で「月」という意味です。
英語では"moon"ですが、フランス語では"lune"(リュンヌ)、
イタリア語では"luna"(ルーナ)などと言われてます。

ちなみにフランス語・イタリア語には男性名詞、女性名詞が言葉によって決まっているのです。
「月」もそのうちの一つで、女性名詞に月を意味する"lunar"があり、
"lunatic"で「狂った」や"lunacy"「狂気」が由来であるともされています。
日本でも満月の日には出産が多くなるともよく耳にします。
「月」と女性に対しての考え方が特別視されており、
日本でもそれは重なる部分があると言えます。
なにか神秘的な雰囲気が月に対して持たれていることは間違いないようですね。
月に関する翻訳もWebで翻訳
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最新記事は【雰囲気変わる?!】日本の昔話のタイトルを英語に訳してみようPart2(2018年9月18日)