おはようございます。

 

もう9月だと言うのに、相変わらずまだまだ暑い日が続いています。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
日本では未だに熱中症で倒れたり命を落としてしまっている方々がいます。
多少涼しく感じても、今後も引き続き水分補給を心掛ける必要があります。

私たち日本では、飲み物や水分補給というと「水」が一般的ですよね。
ことわざにも「覆水盆に返らず」という言葉が存在します。

これを英語で言うと"It is no use crying over spilt milk."となります。
そのまま訳すと、「こぼれたミルクのことをどんなに泣いても無駄である。」です。

日本の「覆水盆に返らず」は元々中国の故事から伝わってきた言葉だと言われています。
やはり中国でも牛乳よりも水が一般的であったので、水を使って表したのでしょう。
馴染みのあるものがことわざにも使われるようになったと言えますが、

中国や日本では水が簡単に手に入れやすかったということもありそうです。

ちなみに日本ではその他に「水をさす」という言葉もあります。
順調に進んでいる最中に邪魔が入ることを表現した言葉です。
こちらも英語だと違った表し方になります。

日本と同じように「水」を使った

"throw cold water on ~"(水を浴びせる)もありますが、その他に

"throw a wet blanket on ~"(直訳すると、濡れた毛布を被せる)

という表現もあります。

 

海外では、"throw cold water on ~"は

日本で言う「冷や水を浴びせる」という表現と似ている気がします。

一方、"throw a wet blanket on ~"という表現は場を白けさせた時などによく用いられます。
"wet blanket"は「水を含ませた濡れた毛布」のことなのですか、

火事が起きた際にこれを被せたり投げ込んだりして火が広がらないようにすることがあります。

 

盛り上がったところに、場を白けさせたり、興ざめするようなことが起きた際に

それらの行動や発言を"wet blanket"と重ねているようです。

覚えて置かないと、そのまま翻訳してしまった際に日本の「濡れ衣を被せる」と

勘違いを起こしてしまいそうなので要注意です。

 

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