おはようございます。
世間ではiPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットPCなどでは、
簡単に英文を読み取って英文を翻訳してくれるアプリや機能がたくさんあります。
しかし、もしその翻訳ツールが完璧でなかったとすると・・・?

どこの国にも文化や価値観があり、様々な違いがあります。
なので、直訳してしまうと全く意味の分からない文章(あるいは会話)になってしまいます。
海外での慣用句は日本では馴染みのないものばかりです。
翻訳ツールを活用して、翻訳された内容を鵜呑みにしてしまわず、
一度「ありえない文脈ではないか」を考えるようにしましょう。
と言っても、私たち日本人からすると、
海外の慣用句は鵜呑みにするにしても飲み込めないようなものばかりなので、
なるべくたくさんの表現を知り、慣用句を一通り見ておきましょう。
夏といえば、海水浴やバーベキュー、日本だったら夏祭りなど、賑やかなシーンが沢山あります。
同時にお酒が進むシーンもたくさんありますよね。
そんな時によく使われるであろう慣用句を紹介しておきます。
"paint the town red"
「どんちゃん騒ぎする」
よくよく考えると、日本語の「どんちゃん騒ぎ」も私たち日本人でさえも
なぜ「どんちゃん」なのか理解していないかと思います。
「どんちゃん」とは、三味線や太鼓などの鳴り物入りでする遊興を意味します。
海外では「どんちゃん騒ぎ」を"paint the town red"「街を赤く塗る」といいます。
起源は諸説ありますが、イギリスのレスターシャー州の町で酔った貴族たちの蛮行から、
ローマ時代に兵士たちが征服した町を血で洗ったから、町ではしご酒をして赤字になるから、
酔っ払って町が赤く見えるから、町で流血騒ぎになるほど飲むからなど、たくさん説があります。

場合によっては"paint the town"だけで使われることもあるようです。
赤にこだわる必要はないのかもしれません。
何軒もはしごして酔っ払いが街中で騒いでペンキでも塗るとしたら
赤にしたら派手であろうという程度の話ではないかとも思えます
ちなみにデンマーク語にも全く同じ発想の "male byen rød"「町を赤く塗る」があるようです。
そして「どんちゃん騒ぎ」には憑き物とも言える「二日酔い」です。
二日酔いは"under the weather"
(「具合が悪い」の意もある)
悪天候で船が揺れると、ボートの上で気分が悪くなります。
すると船乗りは、雨風をしのぎ、体調回復のために甲板の下に入ます。
そんな様子から "under the weather"は、体調不良を意味するようになったと言われています。
どちらの慣用句も直訳してしまうと、なんともチンプンカンプンな文章になってしまいます。
これから、海外でコミュニケーションをとる際や
友人と会話やメールのやり取りをする際に備えておきましょう。
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