おはようございます。


最近、日本でのワイドショー、世間ではなにかと組織内での圧力や権力を掲げるという行為、

「パワーハラスメント」が話題になっています。


"Power harassment"と聞くと世界で存在する問題のような気もします。


パワーハラスメントとは、ほとんどの方がなんとなく理解はしていると思いますが、

仕事上や立場上の権力を盾にして不愉快な言動で他人を制圧したり愚弄したりすることです。

しかし、実は"Power harassment"とは、日本で勝手に作られてしまった和製英語なのです。
海外ではセクハラこと、セクシャルハラスメント(sexual harassment)は存在するのですが、

日本でいう「パワハラ」はあまり一般的な問題ではないのです。

日本人と言えば、海外の方からの印象としては、思いやりがある、優しい、礼儀正しい、

よく働く、生真面目など、なかなか硬派に見られることが多いようにも感じますが、

実際のところはこのような残念な問題もなかなか消えないことが事実ですよね。

ちなみに英語で「パワーハラスメント」に近い意味合いの単語はいくつかあります。

"Mobbing"
群れをなして襲うや、群がるという意味の「モビング」
動物達が群れをなして獲物を襲うということから、職場内や組織内での

集団的いじめや暴力行為に対して使われる言葉です。

"bulling"
主に子ども同士でのいじめを表現する「ブリング」
"spitting"
つばを吐いたり軽蔑の言葉を吐いたりすることを「スピッティング」

そのほか権力などを振りかざすという意味の「振りかざす」は"hold over"などが使われます。

ちなみにフランスでは日本でいう「パワハラ」にあたる言葉を挙げるなら

"molar harassment"とされています。
心理的な嫌がらせのことを指しますが、日本でも「モラハラ」は存在する言葉ですよね。

どのような立場であっても状況であっても「いじめ」はやはり世界的に良くないことです。
ただ、日本のように、パワハラ、セクハラ、モラハラというような細かな言い回しや

言い訳はないですよね。


逆にいうと、日本では意味合いの分別や使い分けが多い気もします。
「そんなつもりではなかった」「認識はない」と言ってはパワハラやセクハラを

否定したりそのような言い訳をしていることもしばしば・・・

海外では案外厳しく取り締まられています。
まず、スウェーデンでは世界で初めて「職場での虐待に関する規則」という法令が

規定されています。


フランスでも、「労使関係近代化法」という法令が公布されています。

日本でも嫌がることは誰だって嫌、ダメなことは誰がしたってダメなことという

潔さが必要な気もします。
"harassment"(嫌がらせ)で悩まされる人々がいなくなること、

する人がいなくなることを考えなければなりません。

 

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