おはようございます。
日本のアニメや漫画は海外ではとても人気です。
日本でのアニメや漫画のイベントにはわざわざ海外からの観光客や参加者が来場することも多いです。
日本特有の物や言葉、話があります。
「これって海外で通用するの?」「英語に変換するとどうなるの?」
って思う単語や内容ってありませんか?
たとえば、お地蔵様だとシンプルに「Jizo」というしかありません。
漫画や小説だと( )などで説明書きをしておくことも可能ですが、
アニメやドラマなどだと一言一句、完璧に正確な翻訳ではなく、
ほとんどが意訳をされているようでした。
というのも、なぜ急にこのようなことを考えたのかと言うと、ジブリ作品を見た際に、
「ここってどうやって海外の方には伝えるのだろうか・・・」とふと思ったシーンがあったからです。
最近の作品こそ、あまり訳しにくい内容は減ってきましたが、
過去の作品は意訳するシーンが多くあります。
日本のアニメ映画の中でもスタジオジブリ作品の映画は海外のファンも多く存在しています。
今回、このような考え事になったきっかけともいえるジブリ映画は「となりのトトロ」です。
入院中の母にさつきが手紙を書きます。
庭に植えた木の実の発芽を待ちわびる妹のメイを「サルカニ合戦のカニみたい」と表現するのです。
そして便箋の端にはメイがカニになったイラスト、その名もメイガニ。
皆さんご存知の通り、サルカニ合戦は日本の昔ばなしです。
これをそのまま訳しても、サルカニ合戦を全く知らない海外ファンからすれば、
頭はクエスチョンマークでいっぱいになるはずです。
ではどのような意訳がされていたかと言うと・・・
海外版では、
"Mai sends her love and wanted to make sure you saw her drawing."
「メイが大好きなお母さんに見てほしくて絵を描きました。」と意訳され、
手紙に書いてあった「メイガニ」のイラストはメイがお母さんに見てほしくて絵を描いた
ということになっています。
その他、もっとわかり易いお話をするとタイトルです。
例えば、
「おもひでぽろぽろ」だと、"Only yesterday"
「千と千尋の神隠し」だと、"Spirited away"
「耳をすませば」はなんとそのまま"mimi wo sumaseba"なのです。
いかに日本語が複雑なのか、国それぞれの表現の個性、
海外語と日本語の相互の難しさを実感することが出来ました。
もしかする、私たちが普段何気なく見ている海外映画やドラマも意訳されていて、
実は本当の内容ではない場合もあるのかもしれません。
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