新型コロナウイルス感染症により事業活動に影響を受け、売上が減少した中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者に対しての事業復活支援金
あなたが人生で成し遂げたいことは何か?
あなたの会社では何をやるのか?
そして、最後に、それをどうやるのか?
今日からこれらを考え続ける旅を始めよう。
人生を再創造し、ビジネスを再創造しよう。
ディズニーが毎年、テーマパークを再創造しているように、あなたの会社を再創造しよう。
これから成長しようとしているビジネスにとって、日常業務と創造の間に境目は無い。
日常業務の中で常に創造力が求められ、創造することが日常業務なのだ。
創造することが起業家の役割であり、そこに学歴や経験や知識の量は関係ない。
会社を変えるにはあなた自身が変わらなくてはならない。
だから会社を再創造するには、あなたの人生を再創造することからはじめなければならない。
これまでの信念、経験、知識、学んだことを忘れて私の話を聞いてほしい。
過去ではなく、今に集中してほしい。会社でのこと、家庭でのことを忘れて今に集中してほしい。
いまに集中しよう。
いまこの瞬間、あなたはどんな人生を望んでいるのか?人生で何を成し遂げたいのか?
人生の最後の瞬間、どんな気持ちで迎えたいのか?
あなたのたった一度の人生で何を成し遂げたいのか?
いまから20歳、歳を取ったとき、何が為されるべきなのか?
明日からあなたが経験することは、いま、あなたが抱いた意志の結果である。
だからそれを明確にしなければならない。未来に命を吹き込まなくてはいけない。人生に生命力を与えるのだ。
ビジネスとは人生なのだ。変える必要があるのは、ビジネスではなく、オーナーなのだ。
それを知らないから、大半のビジネスには魂が欠けている。
あなたの会社に活力が足りないのであれば、あなたが会社に活力を吹き込んでいないからだ。
社員同士の人間関係に血が通っていないと思うのであれば、あなたの人生に血が通っていないからだ。
魂の無い会社では、テクニカルな話ばかりをしている。だからいつも、やる気の無い社員、扱いづらい顧客に悩まされるのだ。
私はその会社の様子を見れば、それを創った人がどんな人かわかる。あなたにもきっとわかるだろう。
ビジネスオーナーの人生の魂が会社の魂になるのだ。
ビジネスオーナーが変わらない限り、ビジネスは決して改善しない。
これが私が過去何十年もの間してきたことの中で、鍵となる点である。
あなたは誰か、なぜここにいるのか?あなたの運命は何か?
ほかのことをやめて、たったひとつのことをやろうと決めたことはあるだろうか?
私は40歳くらいのとき、それまでにまったくやったことの無かった、ビジネスコンサルティングの世界に飛び込んだ。その後、30年かけて創り上げた会社を辞め、70歳でまた新しいことを始めた。
レイクロックがマクドナルドを世界に広めようと決意したのは50歳を過ぎてからである。
だからあなたにも出来る。人生を再創造できる。
1960年代に書かれた、「なまけ者のさとり方」という本がある。
この本には、限界や固執から自由になることが書かれている。
私たちの周りにある可能性を閉じてしまうか、受け入れるかが大切なのだ。精神のマスターは、すべてのことにオープンだ。
私の両親がこう言っていたから、奥さんがこう言うから、といったような限界を取り払って考えよう。
あなたはどんな人生を望んでいるのか?人生で何を成し遂げたいのか?人生の最後の瞬間をどのように迎えたいのか?
まずそこからはじめよう。
人生を再創造しよう。
そして、あなたの人生を満たすようなビジネスを創ろう。
■ビジネスは顧客の人生を満たすものであるが、その前にあなたの人生を満たさなくてはならない。
そうでなければ、ビジネスには活力が欠け、そこで働こうという人も現れない。あなたが創った商品を買おうという人も現れない。
次に来るのは、ビジネスのビジョンだ。ビジョンとはあなたのビジネスが完成したときに、どういう姿になるのか?というものだ。
これが意味するものは、あなたのビジネスはいつか完成しなければならない、ということだ
ビジネスの目的はそれを売ることだ。文字通り売却することもあれば、上場すれば、一般の投資家があなたの会社を買うことになる。あなたが会社に介在しなくて良くなれば、新しい経営陣があなたの作った会社を買うのだ。
職人の経営する会社にはビジョンがなく、彼らは仕事を創るために起業したようなものである。会社が将来、どうなるのかがわかっていなければ、どう創ればよいのかわからない。
これはビジネスを創るときも、橋を作るときも、月にロケットを飛ばすときも、ハワイに行くときも変わらない。
あなたは、どこに向かっているのかを知る必要がある。あなたは、なぜそこに向かっているのかを知る必要がある。
自分達がどこに向かおうとしているのかを知るまでは、どうやったらそこにたどり着くのかを考えないようにして欲しい。
なぜならば、どうやってやるか?という質問は、いつも、何をやるか?という質問の次に来るからだ。
何をやるかを決めてから、どうやるかを探すのだ。
もし、「どうやってやるか」を知っているから、それをやろう、という考え方をしているのであれば、あなたは十中八九、間違ったビジネスをしている。
会社の運営とは、何をやるかを決め、それをやる方法を探し続ける絶え間ないプロセスなのだ。
■IBMの話を思い出してほしい。
彼らは小さかったことからインターナショナル・ビジネス・マシーンと名乗っていた。
世界中の企業にコンピューターを提供する姿を最初から思い描いていた。そして、そうであるならば、どんな人材を集めるべきかを知っていたのだ。どう組織を運営するべきかを知っていたのだ。
何をするかがわかっていたから、どうやるかを理解していた。
1977年、私が最初の会社を作ったとき、トーマスというビジネスパートナーがいた。
トーマスは、どうやるか?を考える天才だった。
一方の私は、どうやるか、ではなく、何をやるか?しか頭になかった。幸いなことに、トーマスは私の夢を現実にする能力を持っていた。
トーマスは、優れたアイデアを生み出すことはなかった。それは私がやった。
私が夢を持つと、彼も追いついてきた。彼は、
“それが君が望んでいることか。”と言うと、即座にそれを実現する方法を設計し始めるのだ。私が抽象的に思い描いたことを、彼は現実的なものに設計した。
それを文章へ、段落へ、言葉へと変換していった。
私の夢とは、世界中のビジネスの状況を変革させるというものだ。
それは私個人の夢であり、会社の夢でもあった。
何をやるかを決めた私たちは、どうやるかを考え始めた。
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ニューM.B.Aとは、
「Management by Absence(不在による経営)」
「社長である自分が会社に不在でも回る経営」
■パタゴニアのように価値観を重視した経営を行うためには覚悟が必要です。
たとえば、
- 能力はあるが価値観が合わない人を”採用しない”という決断を下す覚悟
- 短期的な利益につながるが、価値観に合わない戦略を”採用しない”という覚悟
- 重要なポジションにいるが、価値観が合わない人に”辞めてもらう”覚悟
これは大変な覚悟なのですが、これらの覚悟した経営者のみ、パタゴニアのような、またはスターバックスやディズニーのような長きにわたって称賛される会社を創れるのだと思います。
- 社員が増えれば増えるほど、コントロールしにくくなり、いま、私たちが合意している思想のもとで企業活動をすることが難しくなります。
- 我々は遊べる人間しか採用しない。経理能力の優れた人間を、自然の好きな優秀な遊び人間に育てるより、自然が好きで優秀な遊び人にビジネスを教えるほうが企業として楽で得だからです。
- 企業姿勢こそが一番の会社概要だと思う。だから我々の会社に入社案内はない。それでも毎日20人もの人たちから履歴書が送られてきます。
- M.B.Aのシステムはサーフィンから学んだのです。いい波がいつ来るかはわからない。サーフィンを一生楽しみたかったら、そうした波にあう仕事の方法を考えればいいのです。
- 自由があると、みんな良く働くものですよ。私がそれを身をもって示しています。何しろ半年遊んでいるわけですからね。
- みな同じレベルでビジネスを考え、みな同じレベルで責任感を持つ。みな会社の利益が現在どれくらいあるのか知っています。実はこの部分に、いなくても会社が回るMBAの秘密があるのです。
社長不在でも運営できる理由は、何より創業者イヴォン・シュイナード氏の価値観を中心した経営にあります。
同じ価値観を持つ人たちが集まる組織だからこそ、指示がなくても社員が自由に働けるのです。
”でもそれが難しいんだよね”と感じる方も多いと思います。
ちなみに、社長不在で回る会社にするためには、もう一つのアプローチがあります。
それは、多くのルールを創り、信賞必罰を明確にして、コントロールすることです。
このやり方でうまく行く場合もありますが、社員数が増えるごとにコントロールを厳しくしていかないといけないので大変です。
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