ニューM.B.Aとは、
「Management by Absence(不在による経営)」
「社長である自分が会社に不在でも回る経営」
■パタゴニアのように価値観を重視した経営を行うためには覚悟が必要です。
たとえば、
- 能力はあるが価値観が合わない人を”採用しない”という決断を下す覚悟
- 短期的な利益につながるが、価値観に合わない戦略を”採用しない”という覚悟
- 重要なポジションにいるが、価値観が合わない人に”辞めてもらう”覚悟
これは大変な覚悟なのですが、これらの覚悟した経営者のみ、パタゴニアのような、またはスターバックスやディズニーのような長きにわたって称賛される会社を創れるのだと思います。
- 社員が増えれば増えるほど、コントロールしにくくなり、いま、私たちが合意している思想のもとで企業活動をすることが難しくなります。
- 我々は遊べる人間しか採用しない。経理能力の優れた人間を、自然の好きな優秀な遊び人間に育てるより、自然が好きで優秀な遊び人にビジネスを教えるほうが企業として楽で得だからです。
- 企業姿勢こそが一番の会社概要だと思う。だから我々の会社に入社案内はない。それでも毎日20人もの人たちから履歴書が送られてきます。
- M.B.Aのシステムはサーフィンから学んだのです。いい波がいつ来るかはわからない。サーフィンを一生楽しみたかったら、そうした波にあう仕事の方法を考えればいいのです。
- 自由があると、みんな良く働くものですよ。私がそれを身をもって示しています。何しろ半年遊んでいるわけですからね。
- みな同じレベルでビジネスを考え、みな同じレベルで責任感を持つ。みな会社の利益が現在どれくらいあるのか知っています。実はこの部分に、いなくても会社が回るMBAの秘密があるのです。
社長不在でも運営できる理由は、何より創業者イヴォン・シュイナード氏の価値観を中心した経営にあります。
同じ価値観を持つ人たちが集まる組織だからこそ、指示がなくても社員が自由に働けるのです。
”でもそれが難しいんだよね”と感じる方も多いと思います。
ちなみに、社長不在で回る会社にするためには、もう一つのアプローチがあります。
それは、多くのルールを創り、信賞必罰を明確にして、コントロールすることです。
このやり方でうまく行く場合もありますが、社員数が増えるごとにコントロールを厳しくしていかないといけないので大変です。
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仕組み経営では、社長の個人的な価値観を基にして、会社の価値観を定義し、不在による経営を実現する仕組みづくりをお手伝いしています。詳しくは以下の体験ウェブセミナーからご覧ください。
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