お世話になっております。映画「かみさまとのやくそく」監督の、荻久保則男です。
「かみさまとのやくそく」メールマガジンで過去にシェアさせていただいた胎内記憶に関するエピソードをアーカイブさせていただいております「胎内記憶アーカイブ」。
第90回目は、「床のない宇宙」のお話です
上映会の後のシェア会での話題です。
中間生記憶を持つお子さんが、
「お空の上は、床のない世界だった」と話していたことをお母さんが語ってくださいました。
そのお話にびっくりしたお客様がいらっしゃいました。
どいしゅうさんの「ひかりの国のおはなし」のように、あの世に行った経験のある方です。
生まれる前の「お空の世界」と「あの世」との類似性を個人的にお話してくださいました。
中間生のお空の上と、あの世は、つながっているのではないか?と、その方はおっしゃるのです。
なぜなら、彼女が訪れた「あの世」にも、床がなかったのだそうです。
彼女があの世を訪れたきっかけは、満開の桜の下だったそうです。
そこは、 亡くなったお友達とよく行っていた 思い出の場所。
桜が満開のときその場所を訪れ、お友達の気配を感じたそうです 。
まるで桜が自分に近寄ってくるかのような、圧倒的な一体感とともに 。
ぴ~んときた彼女は、お友達からのメッセージを受け取るため、帰宅して眠りについた。
すると夢にお友達が出てきて、彼女のいるあの世の世界に連れていってくれたそうです。
そこは「かみさまとのやくそく」で子どもたちの言っていたようにお空の上・宇宙といった場所。
床のない宇宙だったそうです 。
浦島太郎が竜宮城を訪れたときのように、今は亡きお友達と、とても楽しい時間を過ごしたそうです 。
ところが「家に帰って家族の夕飯の支度をしなければ!」と、彼女は思い出してしまった 。
帰らねばなりません。
帰り道をお友達が案内してくれたそうです 。
その懐かしい道の右側は真っ暗で、左側は光輝いていたとのことでした。
道の先にお地蔵様がたくさんいらっしゃった。
石のお地蔵様ではなく、お地蔵様のようなお姿をした男性たち。
お友達は静かに離れていったそうです。
そうか、こちらのお地蔵様が元の世界に戻してくださるのだな…と、察してお友達をあえて見送ることをせず、お地蔵様の前に進んだそうです。
その時、どうせならイケメンのお地蔵様の方が良いだろう…と、ついキョロキョロお地蔵様を見比べてしまった。
しかし、そんなことを考えていたら帰れなくなってしまうかもしれない!と思い直し、すぐ目の前におられるお地蔵様の前に座り、頭を下げた。
その途端に目が覚めて、いつもの日常の世界に戻っていたそうです。
「あの世には床がないのよ。そして、その夢を見てから死ぬことが怖くなくなったの。
今をしっかり生きようって思えるようになったの。」
お話をシェアさせていただいても良いですか?と問いかける私に、笑顔で頷きながら彼女は清々しく手を振って立ち去っていかれました。
素敵なお話を本当にありがとうございます。
皆様に伺った胎内記憶に関するお話を毎週水曜日にご紹介させていただいている、映画「かみさまとのやくそく」メルマガはこちらです。
かつて子どもだった人と、現在子どもである人たちの共通の想いを橋渡しする映画です。
ぬくもりをおもいだして。
いっしょに微笑みましょう
映画を観ながら、自分自身に声をかけてあげてください。
「よくがんばったね!」って。
「かみさまとのやくそく~あなたは親を選んで生まれてきた~」は全国で開催されている上映会でご覧いただくことができます。
上映会でしか観られない「ママのおなかで笑っていたよ」
上映会情報はこちらです
<国際映画祭で受賞・入選しました>
ドキュメンタリー映画「ママのおなかで笑っていたよ~パパも育児上手になる魔法~」
・インドのプームブカール・インディペンデント映画祭・長編ドキュメンタリー部門特別賞受賞!
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よいくださるね
ドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」配給元 株式会社 熊猫堂