Q:生後2カ月になった息子がいます。
ここ最近、一人遊びをするようになってきて、
メリーや窓のほうをじっと見ていることが増えました。
割と飽きずにジーっと見ているので
その間に家事を済ませたり、スマホを見たりしてしまいます…。
本当は赤ちゃんが起きているなら、一緒に遊んであげないといけないのですよね?
わかってはいても、静かにしているのならば…と、
つい自分の都合を優先させてしまいます。
泣き始めて抱っこであやしながら、自己嫌悪に陥っています…。
私があまり遊んであげられないから、一人遊びするのでしょうか。
A:生後2カ月ぐらいの時期って、生活のリズムもなんとな~く決まってきて、
夜の授乳も新生児の時期に比べたら減ってくるので
あんなにあわただしくて、ドキドキしていた新生児期の子育てと比べると
すこ~し、すこ~し、ママの気持ちも落ち着いてくる時期かな、と思います^^
里帰りをしていた方で、1カ月検診の後に自宅に戻った方は
自宅でのパートナーと赤ちゃんとの生活にも
ちょっとずつ慣れてきた時期ですね^^
もちろん、人それぞれなので、
「まだまだバッタバタで全然余裕なんてない…」というママがいても大丈夫。
生後2カ月ぐらいになると、
なんとなく赤ちゃんが一人で遊ぶ時間が出てきますね。
視力が発達してきて、動くものを見ることができるようになったり、
音が鳴る方や気になるものがある方へ首を動かしてみたり。
こぶししゃぶりを始めるお子さんもいますよね。
赤ちゃんがひとりで遊ぶ時間も、
感覚を育む大切な時間だとわたしは思っています。
風というものがあって、それが通るとさあっとカーテンが揺れることや
お口の中にこぶしを入れて
自分の手の場所、手の大きさ、
そしてお口の場所、お口の位置を知って
奥までいれると、おえっとなることも学びます。
そして、世のなかにはいろんなものがあって
いろんな音が鳴ること、
自分たち以外にもいろんな人が生活をしていることを
だんだん、だんだんと学びます^^
何より…ママにだって休息は必要です^^
一人遊びの時間といっても、2時間、3時間と続くわけでもないですよね^^
いつでも機嫌がいいわけではなくて、
なんだか1日中不機嫌なときもあるし、
寝たかと思うとすぐに起きるときもあります。
ず~っと赤ちゃん中心の生活をしていたら
ママも息が詰まってまいってしまいますTT
1日の中でほんのわずかな時間、
赤ちゃんが静かにしている時間を
自分のために使うことは決して悪いことではないと私は思っています。
そして、赤ちゃんとの生活は
まだまだ続きます。
赤ちゃんにとっては、遊びと生活のお世話の線引きはありません。
授乳をするのも、ママと一緒にすることで楽しいし、
泣いて抱っこをするのも、ママが構ってくれて安心だし、
おむつも、気持ち悪いのに気づいてくれて変えてくれてうれしいし、
お風呂もお着換えも、自分に構ってくれることで、うれしいこと。
ふにゃっと声を出して「はあい?」とママが答えてくれること、
目を合うと、ママがにこっと笑ってくれること、
自分のしぐさと同じことをしてくれること、
泣いたら顔を覗き込んで抱き上げてくれること、
ぜんぶぜんぶ、赤ちゃんにとっては感覚を育む「遊び」の範疇。
手遊びやマッサージ、お散歩だけが「遊び」と難しくとらえず、
もっと柔軟で大丈夫なのです。
赤ちゃんのしぐさを一緒に真似したり
なんとなく話しかけたり、
外にいたら犬が来たりして「わんわんだね」って教えてあげたり、
にこっと笑いかけたり…
そういうことって、ママたちって自然にしているはず。
それってぜんぶ遊びなんです。
だから遊んであげられていない、なんて思わなくて大丈夫だし、
赤ちゃんが一人遊びをしているならば、
どうぞママは、自分に自由時間をあげてください。
たとえスマホを見ていても、意識は赤ちゃんに向いているはずですね^^
昔のように100%時間を忘れて没頭できる、
ということはないはず^^
赤ちゃんが泣いたり、声をあげたらすぐに気が付きますよね。
ママたちは自分たちが思う以上に、たくさん赤ちゃんと遊んであげています^^
遊んであげていないから赤ちゃんが一人遊びばかりするのではありません。
一人遊びできるだけの体や感覚が発達しているからなのです。
それも赤ちゃんの成長のサインです。
繰り返しになりますが、子育ては長いです。
0~3歳までは、ママの体も心も時間もいっぱい使って
子育てをしていく時期。
休めるときに休まないと、ママも疲れてダウンしてしまいます。
だからね、ママたちは自分に休息を与えてあげることも
どうぞ大切にしてください。
なかなか外に自由に出られないママだから
スマホでSNSとかも大事な時間。
子育ては自分の心身を自分でケアしていくことも
大切な時期なのだと、わたしは考えています。
必ずしも正しいことや、四角四面のことだけを追いかけると
いずれしんどさが来てしまいます。
ママも人間で、心があるのだから。
毎日、毎日本当にお疲れさまです。
頑張り屋さんの、素敵なママですから
どうぞ胸をはってくださいね♪
長野県佐久市の助産院にて対面指導も行っております。
ブログでご紹介している内容などの個別相談が可能ですので