産後2か月半、子供は寝ていても自分は寝られずに疲れ果てています | WEB助産院 (長野県佐久市 晴れた日の助産院 川口晴美)

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長野県佐久市近郊で、対面での赤ちゃん相談・授乳相談、おっぱいマッサージ(乳房マッサージ、母乳マッサージ)を、承っております。

Q:産後2か月半、初めての子育てです。

息子がいます。

息子は2カ月半になり、夜に起きるのも

1,2回ぐらいになりました。

ときどきは6時間ぐらい続けて寝てくれる日もあります。

 

ですが私が寝られずに悩んでいます。

寝たいのに、もしかしたら息子が起きるかも?と思うと

ドキドキしてきてしまって寝られません。

 

寝たと思っても、眠りが浅い感じがして

すっきり寝た、気持ちよく寝たという感覚がありません。

 

朝起きると寝不足で体が重く休まった感じがないのです。

 

最近では寝不足のせいか頭痛もよくあって、

混合で授乳中なので薬も飲めないので

もうミルクだけにしてしまおうかと悩んでいます。

 

疲れが取れずに、つい息子や主人にもイライラしてしまって

見かねた主人が週末の夜は息子と二人で寝るからと提案してくれました。

 

少し息子と離れて寝たほうがいいのかもと思って

息子と主人は寝室に、私は居間で寝ましたが

狭い家なので寝室で息子が起きて泣けば、居間にも聞こえます。

息子が泣くたびに私も目覚めてしまって、またなかなか寝付けません。

 

しかも主人の手際が悪く、息子がなかなか泣きやまないと

イライラしてきてしまって、つい寝室に行ってしまって…。

 

私が授乳をしている間に主人は隣で寝てしまって

それにもイライラしてきてしまいます。

(これはまた睡眠不足とは違う話ですね)

 

せっかくゆっくり寝るために主人が協力してくれたのに

それでも寝られず、疲れがたまる一方です。

 

毎日、本当に体が重くだるくて、日々が精いっぱいなのに

それでも夜も満足するほど寝られないのが苦痛です。

 

疲れているはずなのに、ぐっすり寝られないのは

寝ても寝ても取れないほどの疲れがたまっているせいでしょうか。

 

産後はみんな寝不足だから、と言われますが

子供は寝ているのに自分は寝られないというのはあるのでしょうか。

 

少しずつ息子の表情が出てきてかわいいと思うのですが

こんな体ではこれから先の育児を乗り切っていけるのか…。

体も不安定なせいか、イライラしたりなんかそわそわすることもあって

母親がこんなに不安定な状態で、

やっと生まれてきてくれた息子に良い環境で育てていくことができないことに

非常に申し訳なく感じています…。

 

 

 

A:「とにかくゆっくり、ぐっすり寝ることが
今の自分の一番の願いです。
寝ることがこんなに贅沢なことだったなんて!」
 
という内容の言葉を
産後のママたちからよくお聞きします。
 
子供は寝ているのに
自分は寝られない…
 
という状況って程度の差はありますが
感じているママは多いのではないでしょうか。
 
 
ご相談者さまのケースの場合、
おそらく自律神経のバランスが乱れているのかなと感じます。
 
もしかしたら、胃腸の調子がいまいちだなと感じていたり
下痢や便秘になっていたりと言う症状もあるかもしれません。
 
 
自律神経には活動をつかさどる交感神経と
リラックスをする副交感神経の2種類があります。
 
この2つのバランスが乱れてしまって
気持ちよく睡眠がとれない、
体がおもだるいという状態になっているのかなと思います。
 
 
普通であれば、昼間は交感神経が働き
夜には寝るために副交感神経が働きますが
 
出産直後は朝も昼も夜も授乳や抱っこで
夜に思うように寝られませんよね。
 
1カ月を過ぎても、赤ちゃんはまだ夜に起きますから
ママは夜に起きて活動する日々が続きます。
 
そういう日々を過ごすうちに、
だんだん自律神経のバランスは乱れていってしまいます…。
 
産後のトラブルの1つですね。
 
 
自律神経を整えるエクササイズをいくつかお伝えしますね^^
 
 
日常の中で、ほんの少しだけ時間を取って、
肩を耳に近づけて、ぎゅ~っと力を入れて、すとんと肩を落とす。
これを10回ぐらい。
 

 

 

 
夜寝るまえに、手をぎゅ~っと力強く握って
ぱっと手を離す。
 
足の指をぎゅ~っと握って、パッと力を抜く。
 
足のかかとをぎゅっと押し出してぱっと力を抜く。
 
をそれぞれ10回程度で繰り返します。
 
できるだけゆっくり、ゆっくり取り組んでみましょう^^
 

 

 

 

時間がもし取れれば

首や肩回しも効果的です。

 

あとは深呼吸。

これもやっぱり夜寝る前に、

ゆっくり腹式呼吸を行います。

 

吸う息よりも吐く息のほうが2倍長くなるように

ゆっくりゆっくり細く吐いていきます。

 

 

やってすぐに効果が出てくるわけではないので、

日々積み重ねていっていただきたいのですが…。

 

1回やっただけでも

体の力が抜けて、手足がぽかぽかと

温まってくるのを感じると思います。

 

手足の末端が温かくなるということは

自律神経のバランスが整っていく証拠です^^

 

 

もうひとつご紹介^^

耳のマッサージ。

 

耳の軟骨の部分をつかんで

大きく回したり、上や横、下にひっぱったり。

 

 

 

 

他、できることとすれば、

 

朝はできるだけ8時までには起きて

カーテンを開けて朝日をあびること。

 

また10時ごろには、居間のカーテンや窓をあけて

できればベランダや玄関先でもいいので

15分程度、外気を感じることもおすすめです。

 

赤ちゃんの朝と夜の区別をつける方法としても

よくお伝えしている方法ですが、

 

これは自律神経のバランスを整える方法なので

大人でも赤ちゃんでも有効なのです。

 

 

赤ちゃんでも大人でもそうですが

午前中のうちに15分程度の外気欲をすることは

夜に眠くなるホルモンの分泌を促します^^

 

赤ちゃんにとっても効果的なので

赤ちゃんを抱っこしながら行ってみるのも良いですね♪

 

こちらもご参考ください↓

 

 

 

頭痛がひどいときには、ロイヒつぼ膏もおすすめ。

温感湿布なので、ちょっとピリピリするけど…💦

 

ドラッグストアの湿布コーナーにあるはず。

 

 

 

 

私は気圧変動の頭痛があるときに使ってます。笑

 

授乳中でも使えます^^

 

 

 
人間の体は筋肉疲労が生まれると
ぐっすり寝られるようになります。
 
子育て中というのは、つかれてはいるけれど
それは神経疲労で筋肉疲労ではないという特徴があります。
 
神経疲労は高まりすぎると、逆に寝られなくなるのですが、
そこで筋肉疲労と取り込んであげると、ぐっすり寝られるようになります。
 
 
筋肉疲労といっても、筋トレをしろ、ということではなくて。笑
 
ラジオ体操でもいいし、YouTubeや子育て支援センターなどの
産後ヨガや産後ストレッチでもいいので
少し体を動かすこともおすすめ。

 

夜にぐっすり寝られないのは

産後のママの体の特徴でもあるのは事実です。

 

ですが、頭痛がしたり、だるさが取れないというのは

自律神経のバランスが乱れていて、

ちょっと体が「異常」に傾き始めている証拠。

 

産後1年ほどたって

赤ちゃんたちも朝までぐっすり寝られるようになってくると

ママたちもまたぐっすり寝られるように

体が変化していきますが…。

 

頭痛や耐えられないほどのだるさやしんどさがある方は

ぜひご紹介した方法をお試しいただければと思います。

 

たくさんご紹介してしまったので

できる範囲で、できるところから取り組んでいただければと思います^^

 

出産してから今日まで

本当にがんばってきたからこそ、

今、いろんな疲労がたまってきているのだと思います。

 

じゅうぶんに頑張っているママですから大丈夫!

 

昼も夜も、自分が疲れていても

お子さんが泣いたら抱っこしたり授乳をしたりと一生懸命に

子育てされているのですね。

 

そんな一生懸命で頑張り屋さんのママですから

お子さんはとても良いママとパパのもとで育っていらっしゃると思います。

 

ほんの少し、自分の心と体にも時間をとってあげて

自分にとっても心地よい子育て時間となりますように…♪

応援しています!

 

 

 

ご紹介したエクササイズを

一緒に行いたい方、

 

産後の体に負担がかからない形で

体を動かしたい方は

ぜひ産後ケアオンラインレッスンでお会いしましょう。

もっと詳しく、より効かせやすくレクチャーいたします。
一人でやるより誰かと一緒の方が楽しいしね♪

 

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