母乳育児、混合育児からミルクのみに移行したいです | WEB助産院 (長野県佐久市 晴れた日の助産院 川口晴美)

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長野県佐久市近郊で、対面での赤ちゃん相談・授乳相談、おっぱいマッサージ(乳房マッサージ、母乳マッサージ)を、承っております。



混合からミルクのみへの移行するにはどうしたら?

というご質問にお答えします♪

 

 

 

ミルクと母乳の割合が母乳が1〜2割程度であれば授乳をやめれば自然と止まります。

 

作られた母乳は体に再吸収されていきます。

母乳が残っていると乳がんになる…という話も聞きますが…💦

 

現時点では明確な根拠はない、と言われています。
 
全体授乳量の3割以上の母乳が出ている場合、授乳をやめると張ってきてしまうこともあるかと思います。
1〜2割程度の母乳でも、授乳をやめると張ってしまうこともあるかもしれません。
 
張ってきたら、まずは圧抜きをします。

 

https://twitter.com/freemw_harumi_k/status/1247133508461445120

 

 

 

それでも楽にならない場合には、おっぱいや肩が軽くなる程度に搾乳します。
搾乳しすぎるとまた母乳が作られてくるので、搾りすぎには注意です
 
おっぱいに熱感があるときにはタオルで三重ぐらいにグルグル巻きにした保冷剤で脇の下を冷やします。
 
 
その繰り返しでおっぱいが張らなくなればOK!
 
もしガチガチになったり、しこりができそうorできた、おっぱいが痛い場合には
おっぱいが楽になるまでしっかり授乳して、そのあとは授乳せず、
張ったら圧抜き、搾乳、冷やす、で対応していきます。
 
 
母乳のみで育ててきた方の場合、
ミルクの量を増やすと一番心配なのが、乳腺炎です。
 
母乳のみからミルクに移行する場合、
一気にミルク移行せず、最初は1日1回の授乳をミルクに置き換えるところから進めてみましょう。
 
張ってきたら圧抜き、搾乳。
ガチガチに岩のようになってきたり、しこりができそうな場合には
 
ふにゃふにゃになるまで、きっちり搾乳をするか
起こして吸ってもらいます。
 
 
直接授乳を1回スキップしても
おっぱいが岩のようにならなくなってきたら
 
1日2回、3回…と置き換える回数を増やしていきます。
 
 
圧抜きや搾乳だけでは対応できず、
どうしても母乳を授乳しないとガチガチになってしまう場合には、
 
最初にミルクを1回量の半分を飲ませて、
そのあとに母乳を吸ってもらって、おっぱいがガチガチになるのを予防しながら
ミルクに置き換えていきます。

授乳時間以外に張ってきたら、圧抜きと軽い搾乳をします。

半量ミルクで置き換えをしていって、
おっぱいが張らなくなってきたら、もう少しミルク量を増やして
母乳を吸う量を減らしていきます。
 
 
 
ミルクだけにしたあとは、ミルクの一回量、授乳回数はお使いのミルク缶をご参考ください^^
 
ミルクだけになると、うんちが少しペースト状で固めになったり、
回数が減って一回でまとまった量になったり、緑色のうんちになったりすることもあります。
 
 
 
母乳を吸われる量が減れば、母乳はだんだん量が落ちてきます。
なので、ミルクに移行するためには、吸わせないことが一番です。
 
母乳量が多い方は、完全ミルクへの移行は時間がかかるかと思います。
(どれぐらい…とは一概には言えませんが…><)
 
 
また母乳の出が良くて、ミルクに移行していく場合には
どうしても乳腺炎のリスクはつきまといます💦
 
 
いわゆる母乳からミルクに移行していくのも
いわゆる母乳の断乳にあたりますが、
乳腺炎は気を付けて進めていってくださいm(__)m
 
 
 
(断乳方法にはいろんな方法があります。
ご自身にとって良いと思われる方法でお試しください)