ユニット「しろくろ」等、自身もアーティストとして活躍する一方でイベント「PARTY LIVE!! SENDAIいろは」(以下「仙台いろは」)の運営も手がける等、多方面で、その才能、センスを活かして活動する真白しょう太。
その溢れるバイタリティの源に迫った独占インタビュー
現在、「仙台いろは」の他に何かイベントを運営されてますか?
真白
今は「仙台いろは」だけですけど、他のアーティストさんや団体さんから依頼があればイベント代行とかも受けてます。
アーティストとしての活動は?
真白
まず「しろくろ」ですね。あと、「真白しょう太with被害者の会」っていうのがあって(笑)
「被害者の会」は名前のまま、私から何かしら被害を受けた人たちなんですが、音楽をやっている人が多くて。
「ライブ出たい!ギター弾いてくれよ!一緒に歌ってくれよ!」って感じで私が誘うので、アーティスト名が「真白しょう太with被害者の会」になるんですよね(笑)
他には「マーシャル川崎」とか「なづるぜましろ」とか、その時だけの特別ユニットを組むこともあります。
「被害者の会」は、定期的に活動してるんですか?
真白
不定期ですね。たまに「被害者の会」だけでも活動してるみたいですけど(笑)
今、「しろくろ」の活動ペースは、どんな感じですか?
真白
月に1~2回くらいですかね。
「しろくろ」の活動はいつ頃から始まったんですか?
真白
まだ1年ちょいかなって思ってたら、今月で2周年でした(笑)
「しろくろ」結成のきっかけは?
真白
ライブに誘われた時に、ソロで出ようかユニットを組むか悩んでたんです。
その時、もう「なづるぜ」は活動していて、それを見ていて「いいなぁ」って。
元々、なっちゃんの声がすごく好きなので、「1人だと寂しいから一緒に出てよ!」みたいな感じで(笑)
彼女も言ってしまえば「被害者の会」かも(笑)
「しろくろ」がメインでライブをやっているのはペニーレーンとか?
真白
ペニーレーンが多いですけど、呼ばれたら何処にでも行きます。
「しろくろ」主催のライブとかも企画したりするんですか?
真白
「しろくろ」主催はないですねぇ。どうやっても、「しろくろ主催」という感じが出せない。
本番当日に「主催者」と「出演者」を両立するのが難しいです。
では主催のメインは「仙台いろは」ですか?
真白
そうですね。
「仙台いろは」はいつ頃から始まったイベントなんですか?
真白
今回10回目で、二ヶ月に一回ペースなんで一年半くらいですかね。
一昨年の12月にスタートしました。
「仙台いろは」のコンセプトは?
真白
出演者に向けてのコンセプトは「ステージを知ろう」です。
自分がそうだったんですけど、ライブ慣れしてないうちは、ステージに立つと緊張して声が出ないとか、どんなパフォーマンスをすればいいのか分からなかった。
でも「仙台いろは」に来てくれるお客さんは、アットホームで温かく見守ってくれる。
もし失敗しても「次はこうしてみよう!」って思ってもらえるようにスタッフも心がけています。
金銭面でも、入場料やノルマをかなり低めにしてます。
ソロで活動する人とか、初心者の人はそこがハードルになることもありますし。
人前でパフォーマンスしたい人たちの登竜門的な感じですか?
真白
そうなっていきたいですね。
ステージ慣れしている人のパフォーマンスを見て「ただ上手に歌ったり踊ったりするだけじゃない」って感じてほしいなって思います。
それと、出演者同士の交流の場にしてもらいたいです。別のイベントに紹介してもらっても全然いいですし。
今までの仙台のサブカル系イベントって割と同じ人が出ていることが多いように感じて。それはそれでお客さんが見込めるという点では良いんですけど、コミュニティが固まりすぎていると新規参入が難しい。
でも卒業や転勤で「いつもの出演者」がいなくなることもあるでしょう。そうなった時、新規がいないと苦しくなっちゃうんですよね。だから「下を育てる」というか、これから始める人たちを大事にしていきたいんです。
「仙台いろは」からいろんなところに、どんどん出ていって欲しいって感じですか?
真白
そうですね。
でも最終的に東京に行くのはやめて欲しいかなって(笑)仙台にはいてくれよ。みたいな(笑)
仙台のサブカルシーンを盛り上げようみたいな?
真白
「仙台いろは」はサブカルに特化しているわけじゃなく、オールジャンルOKって感じにしてるんですけどね。
サブカルが活動のきっかけになっている人が多いとは思います。ただ、コミュニティに入って来るまでが大変なんだろうなって。だから「仙台いろは」では新規と古参が一緒になって、うまく化学反応して欲しいなぁ。
二ヶ月に1回っていうのはペースとして大変ではないですか?
真白
枠組みが決まっているんで、そんなに大変ではないですね。
気を使うのは音源確認くらい。音源を事前提出してもらって、音源にエラーがないか、音質悪くないか、全曲通しで確認します。
あとはセトリを見て、持ち時間をオーバーしないか計算したり。
毎回、出演順を考えてる時が一番楽しいです。一番頭を悩ませるけど(笑)
「仙台いろは」の運営の他に、「しろくろ」のライブが月に1~2本くらい?
真白
なっちゃんも、「ディサイド」をはじめいろいろ忙しいみたいなので。それくらいです。
練習時間とかもあんまり取れないんじゃないですか?
真白
実は二人での練習はあんまりしないんです(笑)
最近はライブ前に本っ当に不安な時にちょっと合わせるくらいで…
声質は全然違うんですけど、感性が近いというか。1回2回で、思った通りのイメージになることが多いんです。スタジオ2時間予約したのに1時間くらいで終わっちゃって、「あと何する?」みたいになることもあります。
でも、なっちゃんがかなり忙しくなってきてるんで、彼女の喉をつぶさないようにしたいなって思ってます。
だから、「しろくろ」の活動は、これからは月1本くらいにしようかな、と。
そうなると「被害者の会」がメインになってくる感じですか?
真白
特にメインとなる活動を「これ!」って決めてるわけじゃないんですよ。その時、その時を全力でやってます。
ステージに立つ時は、「歌うのが大好きなおばさん」って感じかな(笑)
お姉さんじゃなくて?(笑)
真白
そこは、おばさんにしておいてください。周りに突っ込まれるんで(笑)
グッズを作るとか、製作も全部、自分でやってるんですか?
真白
そうですね。いろんなものを試して、自分で作ってみるのが好きなので。
依頼があって製作とかもするんですか?
真白
やりますよ。予算に合わせて作ります。
完成すると「できたぞ!やれたぞ!」みたいな達成感があって。その達成感が好きなんです。
プロデューサー気質なんですね。
真白
しんどい時はすごく、しんどいんですけど。でも何もやってないと不安になっちゃって。
掃除、洗濯とか家で事をやってても、それだけだと最後、あー今日何もやってない。ってなっちゃうんですよ。絵も描いてないし、歌の練習もしてないって。
自分でステージにも出るし、プロデュースもするし、プレイングマネージャー的な立場ですよね。
真白
私がいっぱいいればいいのにと思います(笑)
でも、何もかもが中途半端になってるんだろうな…っていう不安もありますし。
それでも自分の出来るところまでは一生懸命やろうって思ってやってます。
最後に何かアピールしたいことはありますか?
真白
今、この流れでやっていきたいのは海外への発信ですかね。外国人観光客を取り込みたい。
仙台にもサブカル好きの留学生はいると思うので、どんどんイベントに巻き込んでいきたいですね。
英語のサイトとかを作って発信していきたいです。まだ漠然としてますけど。
それと仙台のサブカル系イベントのオーガナイザー会を作りたいです。
オーガナイザー同士、ジャンルや世代を超えて交流して、新しいお客さんを取り込む方法とかも考えて行きたいなぁ。合同で、勾当台公園あたりで2Daysとかでっかいイベントもしてみたいですね。
いろいろ難しい問題があるのも事実ですが、みんなで盛り上がっていきたいです。
インタビュー中の彼女の瞳は力強く、それでいて美しく輝いていた。
イベントの企画運営、製作物のプロデュース、そしてアーティスト活動と、
経験した者にしか語れない言葉には、彼女のこれまでの実績、経験が蓄積され
説得力の強い言葉として一言、一言がとてもリアルな表現として伝わってきた。
そんな彼女のアーティストとしてのステージは7/7Cafe.BBでのLive Impact番外編で
ユニット「しろくろ」として、そして彼女のプロデュースするイベント「仙台いろは」は8/19
スタジオソルファで開催される。
アーティスト真白しょう太の姿とプロデューサー真白しょう太のイベントを是非、体感してください。
by K.
























