③日立エンジンチェンソーのかけ方と注意点 | 都内にある建設機械レンタル屋の修理とレンタル商品に関してのブログ

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エンジンチェーンソーの殆どはそうだと思いますが、
2ストロークエンジンを採用しています。

4ストはまずないでしょう。

この小型エンジン2ストロークのエンジンは、
ちょっと癖があるものが多いように思います。

新品のエンジンではまず問題はないのですが、
やはり使い込んでいるエンジンは癖があります。

だから、エンジンはスマートにかけないと、
エンジンをかけるだけで一苦労します。

特に最初が肝心で、
チョークの使い方を誤ると、
エンジンはかからなくなります。

本日はそこらへんを詳しくお伝えしていきたいと思います。

その前に2ストロークエンジンと4ストロークエンジンの
違いは?

これを知っているとさらによいのですが、
興味のない方もいらっしゃると思うので、
別リンクを張らせていただき、

本日はできる限る簡単に要件だけを
お伝えします。

エンジンをかける前にすること


始動ポンプを押して、燃料を送る。
 (始動ポンプがないものもあります)

しっかり、このポンプの柔らかさを感じながら、
燃料をキャブに送り、
燃料タンクに戻ってくるまで、
しっかり始動ポンプをプニュプニュさせます。
燃料を送っていきます。

*キャブレター内に燃料が残っている状態で、
エンジン停止直後の再始動時に毎回やる必要はなし。

エンジン始動する前にやることはこれだけですが、
始動ポンプが付いているのに、
やらないと、やはりエンジンはかかりません。

準備ができたところで、
いよいよチョークを引き
スターターロープを引いてエンジンをかけますが、

ここで重要なことは、
チョークを引いて
スターターロープを引くのは、
2回程度におさえるということです。

エンジンがかからないからと言って、
チョークを引いたまま、

スターターロープを
5回も10回も引いてしまうと、

プラグに燃料が付着してしまい、
火花が飛ばなくなってしまいます。

結果エンジンはかからなくなります。

よく言う、「かぶった」
状態になる。

そうなると
プラグを外して、
火花が飛ぶ先端をふいてやらなければ、
エンジンはかかりません。

現場にプラグをとるレンチがあればいいのですが、
まず無いでしょう。

間に合わせのスパナや、レンチでは
まず取り外せません。

プラグレンチは特殊工具になりますから。

ですので、
スタッフ~ 
━━━(゚∀゚)━━━!!!
を呼ばなければなりません。

刈払機、エンジンチェーンソー、
エンジンハンドカッター、などなど

すべて共通しますが、
この混合ガソリンを使用するエンジンは

チョークを引いて
スターターロープを引くのは2回までにしておき、

チョークを戻した状態で
2~3度スターターロープを引いてみる。

このローテーションを繰り返すと、
2回目のローテーションぐらいで、

エンジンはかかります。

スターターロープを引くときも、
最初からブンッっと引くのではなく、

ゆっくり引いてとまる(ちょうど圧縮が始まるところ)
ところで、一気にロープを引くようにする。

そうすると、
癖のあるエンジンでも

元気よくしかもスマートに
エンジンをかけることができます。

ちょっとコツをつかむまでは
何を言っているのか分からないかも知れませんが、

とにかく
チョークのかけすぎだけは
ご注意ください。

工具がない現場で、
かぶってしまうと、

自然にプラグの先端が乾くまで
かなり時間がかかります

その後エンジンがかかる保証はありません。

なので、
チェーンソーのエンジンをかける時に
一つだけ注意することは何かと聞かれれば、

チョークは2回までということです。
2回チョークをきかせて、ロープを引いたら、

1度戻すことを行ってください。

*本当にあったエンジンチェーンソーの有料請求