この映画は世界的なSNSであるFacebookの創設に関する映画です。ハーバード大学の友人であったマーク・ザッカーバーグ(現CEO)とエドゥアルド・サベリン(元CFO)の共同創設者を中心に、Facebookが急成長することによって起こる内部抗争や裏切りなどが描かれています。
CFOであったエドゥアルド・サベリンはFacebookの持ち株比率34%の条件で、契約書にサインをするが、この契約書には裏があり、新株発行などで持ち株比率は希薄化される条項が記載されていた。ザッカーバーグと外部投資家 ショーン・パーカーによってザベリンの影響力は消され、新株発行と同時にサベリンの持ち株比率も0.4%となってしまう。
ここでザベリンの味方になった人は多数派ではないだろうか。でも安心してください。映画ではさらっと流れていましたが、現在、サベリンはFacebookとザッカーバーグを告訴することによってFacebook共同創設者としての名前の復帰、持ち株比率は5%を所持しているそうです。
ちなみにCEOのザッカーバーグの推定総資産額は約40億ドル(日本円:320億円)となり、2010年「世界で最も若い億万長者」の1位にランクインしました。Facebook本体は、先日、ゴールドマンサックスが投資したことで、株式時価総額は500億ドル(4.2兆円)らしい、未公開株式では前代未聞の数字です。
さて日本のSNSで、1番の影響をうけるのはmixiではないだろうか。mixiの笠原社長はFacebookの影響はないとメディアに伝えていますが、最近ではサイバーとの合資会社設立やmixiコンテンツの導入にも積極的な動きを見せていますので、少なからず意識していることは言うまでもありません。
ですが、日本にはアメリカ、中国とは違って独特な文化や風習があります。例えばGoogle利用者が諸外国でシュアを握っても、日本は今だにヤフーがトップのように日本人には受け入れられないものも多々あります・・・さて、さて、どうなることか。
