売れなくなったらどうするか? | 森二朗|クリエイティブ入門

森二朗|クリエイティブ入門

ウェブ、グラフィック、建築設計を含めたクリエイティブ全般について正しい知識・情報の見聞録ブログです。虚弱なブログですが書いていることは的を得ています。「おぼえておいてください!」

売れなくなったらどうするか?

「ものが売れない原因をあげなさい」と言われて、原因を1つだけあげる人がいたら、それは、マーケティングについて、あまりに無知な人です。なぜなら、マーケティングは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、 プロモーション(Promotion)と、大きくわけても4つのマーケティングミックスで構成されているものだから。この4P(マーケティングミックス)を細分化していくわけだけど、さらに、マクロの観点からは、市場、時代、経済、法律までも、ものが売れる、売れないに密接な関係をしています。


では「売れなくなったらどうすればいいか?」ものが売れなくなれば、多くの人は焦ります。焦るから、次の手を考えますね。でも、焦って考えたアイディアって、小手先のアイディアが多いため、本質の解決にはつながらないケースが多いのです。


こういったときの人の心理は「隣りの芝生は青く見える」傾向があります。だから、目先のものに、飛びつきがちですね。「でも、待ってください!」 この心理状態を見透かし、先回りして、待っている狩人たちがいることはご存知ですか。「壺を100万円で売る商売」なんかは、まさしく、人の追い込まれた心理状態につけこんだ商売ですね。

では、売れなくなったらどうするの?


「じたばたしないで冷静になる」

「客観的な要因分析をする」

「弊社に相談する」


この3点でも、起死回生ができます。


売れなくなったらと言うことは、売れている時代もあったわけです。その頃を思い出して、そこを強化していくのが1番いいのです。忠実な分析をしていけば、逆に過去に「売れた原因」すらわかります。そうなると、明るい兆しが見えてきます。分析には、基本となるSWOTをはじめ、コア・コンピタンス、3Cとケースバイケースで利用するといいでしょう。


それと、最後にもう1つ。1番、重要なのは「1度、決めたらぶれないこと」です。

私は仕事柄、さまざまな企業さんと密度が濃い仕事をさせていただきます。この中で、「ぶれない経営者さん」こそが、企業の強みだと感じております。



ホームページ制作&印刷物作成 バリューサービス