今週はサンフランシスコで米国オルガニスト協会のコンベンションに参加してきました。

参加者の多くは教会のオルガニストだけど、別にプロのオルガン奏者でなくとも参加はオッケー。なんなら、協会メンバーの配偶者用チケットも売ってた。(すこ〜しだけ安くなる。)

 

このコンベンションの主な内容は、たくさんのオルガンコンサートと、ホテルの会議室を使って行われる各種セミナー。

メインの会場はサンフランシスコのホテルなのだけど、オルガンコンサートはサンフランシスコ市内や別の街の教会で行われるので、その都度協会の用意するリムジンバスに乗る。市内のイベントの場合は、バスが循環してて満員になり次第発車という感じ。とてもスムーズに運営されてた。

 

私は地元だったけど、スケジュール的に通うのが辛かったので(朝早くから夜遅くまでイベントが開催されてる)、ホテルの一室を取ることに。予想外の出費だったぜ。。

 

チェックインしたあと、イベント会場で名前入りのバッジをもらう。これを首からかけてれば、各種イベントにフリーパスで入れる。

参加者はみんなホテル内、街中でもこの名前フダをつけて歩いてた。なんだか知らない人でも仲間意識が生まれた。。

 

チェックイン時に、コンベンションのプログラムブックと、いろいろお土産が入ったトートバッグがもらえた。

 

 

このカウボーイハットの形をしたやつ、プラカード?と思ってたら、実はうちわだった。

 

無料のオルガンの楽譜(クリスチャン系)と、CDも入ってた。

 

ちょっと親切。

 

本格的な開始は月曜日だけど、日曜の夜にユダヤ教のシナゴーグでの礼拝が特別にオルガニスト協会のために開催されて、私もそこに参加してきた!

シナゴーグ、人生で初めて中に入ったわ。オルガンがあるなんて今まで知らなかったわ。

 

これは一般公開されてるイベントでもあったので、主人と参加。

シナゴーグの入り口。

 

 

中に入って階段を上がると、踊り場にステンドグラスが。

 

 

中は美しかった。

 

 

入り口でプログラムを渡されて、そこにユダヤ教の礼拝の流れや、ヘブライ語のお祈り、讃美歌の歌詞と英語の対訳、讃美歌の楽譜が載っていた。

ラビの方も、初めてここの礼拝に参加する人たち向けに、次は何をするか、など、解説しつつ進めてくれた。

なんかすごい文化交流な感じで、興味深かった!

 

私はオルガンは弾くけど、ぶっちゃけクリスチャンではない。(アメリカのオルガニストの99%はクリスチャンと思われる。)

なので、普通にクリスチャンの礼拝も知らないんだけどさ!!

でも、いろいろ人の話を聞いて、プレリュードというオルガン音楽が礼拝の前に演奏され、礼拝の最後にはポストリュードというまた別のオルガン音楽が演奏されることは、察した。

 

ユダヤ教の礼拝も、著名なオルガニストによるプレリュード(15〜20分くらい?のミニコンサートみたいな感じだった)から始まって、最後にまた締めのオルガンソロ(メンデルスゾーンのオルガンソナタの1楽章)が聴けた。

 

また礼拝自体も、お祈りが全てヘブライ語の歌で行われた!

ソロの歌手+オルガン伴奏だったり、ソロの歌手+コーラス+オルガン伴奏だったり、今回は特別にソロの歌手+コーラス+弦楽器+オルガンの曲も披露された。

なので、5分くらい?の短いラビによるお説教以外は、もうずっと音楽を聴いてた。

しかも、2曲くらいは「プログラムに楽譜を載せたので、みなさんご一緒に」と、みんなで歌った。

私も音痴だけど、知らない曲だけど、こそっと参加して歌ってみた。(ヘブライ語だったけど、適当にローマ字読みした。)周りはユダヤ人が多かったのか、それともみんなオルガニストだから音感が素晴らしいのか、なんかみんなうまかった。

私は、「ちくしょー、もっとソルフェージュを勉強せねば!!!」という感じだった。

 

シナゴーグなんて滅多に行く機会ないから、異文化体験でなんか楽しかったよ。

 

 

 

 

んで、月曜からは本格的にコンベンションが開始されるので、自分のスケジュールに沿って、自分の参加するセミナー、コンサートに時間通りに移動する。

 

セミナーはこんな感じ。

 

人気度によって?会場が広かったり、小さかったり。いろいろ。

小型の電子オルガンを使ってデモをするセミナーもあった。

 

いくつか、「おお〜、すごい為になった〜」と思ったのがあったけど、いざ学んだことを書こうと思ったら、なんかあんま思い出せないね!!!!

 

ただ、いくつかオルガン即興演奏に触れる機会があって、即興演奏のセミナーもちょっと受けてみて、楽典をもっと勉強しないと駄目だなって強く思った!!

 

 

 

後は、サンフランシコ内外のいろんな教会で、たっくさんコンサートを聴いてきた!耳にタコができるくらい。

 

コンサート会場の教会のいくつか。

 

 

 

 

(ちょっと会場への到着が遅れて、こんな変な席しか残ってなかったの。。)

 

 

 

 

 

オケ+オルガン。アルメニア虐殺へのレクイエムな1曲が、素晴らしかった。

 

この曲。(これは別のオケの録音だけど。)

 

 

 

 

この上のは、スタンフォード大学の中にある教会。

 

このコンサートの直前には、ベル塔にあるcarillonという、ベルを鍵盤で鳴らす楽器の演奏が聞けた。

 

 

 

何気に新しい出会いもあって、楽しかった!

でも最後の方は、ちょっと疲れちゃったけどね。。

4日間で11のオルガンコンサートに行ってきたよ。。もうしばらくはオルガンコンサートはいいかな。。