昨日のオスカーもそうだけど、他にも色々最近日本人の英語を聞く機会があってね。それは日本人の俳優さんだったり、日本人の歴史家の方だったり。会社でだったり。

それでちょっと、英語について独断と偏見で色々語ってみようかと。

 

私はアメリカで、もう18年もずっとフルタイムで働いてるね。その間現地で転職もしてるし。(ちなみに仕事で日本語は使わない。)

職種が技術系だから、周りは特に外国人が多いのだけどね(日本人は滅多に見ないけど)。

アメリカで(エンジニアとして)働くには、どのくらい流暢に話せなきゃいけないのか、だけど。

 

もちろん人によるけど、アジア人は他と比べてちょっと英語の拙い人が多い印象。ロシア人も訛りが強い印象だけど、あるロシア人の同僚は訛りは強いけどめっちゃめちゃ流暢でベラベラ喋る。お喋り好き。

 

中国人も、本土や台湾の人なんかは、すごく流暢って人はあまり多くないね。(でも、大抵みんな必要なことはしっかり言える。)

私の好きな同僚(中国人)はアクセントがあるし、あまり早く喋れない。でも、ゆっくりでも、ちゃんとstory tellingができて、しかも上手。表情と、話し方の緩急の付け方で、言語自体はブロークンなんだけど、引き込まれるお話が出来る。そして、顔や声の表情が豊かだから、聞いてて楽しい。落ち着いた声で、プレゼンも上手。彼はエンジニアだけど、結構上のポジションについてるね。

 

インド人はアクセントが強いとか言うけど、どうだろう、私はもう慣れちゃったのかなあ。周りでそんな強いアクセントのインド人はいないねえ。私的には、みんな普通に聞き取れる英語を話すよ。

大学でクラスメイトだったインド人の男の子が言ってたけど、インド人は英語のネイティブスピーカーなんですって。インドでは公用語が英語で、小さいころから学校でも英語で授業を受けるから。ただ、インド独特のアクセントがあるだけ。

 

日本人は、言葉自体がちょっとブロークンなのと、シャイなのとで、ダブルパンチな人が多い印象。(特に駐在で来たばかりな人とか。)

ちなみに、特に書き言葉では、私は仕事で日本人と英語でやり取りするの、ちょっと恐れていた時期があった。多くの日本人の英語の書き言葉って、なんか直接的っていうか、ちょっと失礼で、時にはちょっと冷たくて、ちょっと嫌な気分にさせられる事が多い。

 

そう言う人でもオンラインミーティングとかで(他の同僚もいるなかで)英語で会話すれば、声のトーンからいい人って感じは伝わってくるのだけど。

逆にアメリカ人の同僚で、すごく書き言葉も話し言葉も柔らかくて丁寧でナイスで、とてもホンワカさせてくれる男の子もいる。

 

 

最近主人(アメリカ人)に誘われて、Huluで「将軍」ってドラマを見てるけど、それ繋がりで俳優の真田氏の英語を聞く機会があった。彼の英語はアクセントはあるけど、とても自然な英語を話されている。ネイティブじゃない日本人が話す(目指す)のは、ああいう英語がいいと思う。

 

 

他にもそれ繋がりで主人が日本人の歴史家のインタビュー(英語)を聞いていたのを見たけど、彼女もとても丁寧で分かりやすい英語を話されていた。

 

丁寧だなと思ったのは、ネイティブじゃないからゆっくりめ、でもしっかり相手にわかるように発音して、聞きやすいから。伝えたいことをきっちり伝える英語。あと、落ちついた声のトーン。

逆にYou knowを連発する英語は、ちょっといただけない。野球の通訳でこれを聞くたび、それダメ〜って思っちゃう。

 

 

逆にある帰国子女の(多分英語ネイティブな)俳優さんの英語インタビューも聞いたけど、めっちゃ高校生にしか聞こえなかった。。(ご本人はすでに成人済み。)

多分日本人的に言えば、ネイティブみたいでぺらぺら〜なんだけど、、、でもちょっと違う。

 

ちょっと前に、会社の20代半ばの同僚がしていた話を思い出したよ。「Valley Girl Englishって生で聞いたことある?僕それを話してる女の子たちを目撃したんだよ!」ってちょっと興奮気味に話してた。

なんかカリフォルニア(LA?)のギャル言葉らしい。どんなのか実演までしてくれた。

「ああいう子たちも必要な時にはちゃんとした英語を話すのだろうか」みたいな話になってた。

 

 

Valley Girl英語の例を探そうとして、こんなビデオを見つけた。Valley Girlを含む色々なカリフォルニア英語が説明されてる。

私も無意識に使ってるのが結構あって(upspeakとか)、ちょっとびびった。


 

 

あとね、日本人はRとLの聞き分け、使い分けが出来ないとかよく言われるでしょ。でもあれはほんの些細なことよ。

今まで結構いろんな日本人の英語を聞いてきたけどね、日本人はRの発音ができなくてRをLで発音しちゃうのじゃなくて、多くの人はRを発音しなきゃと考えすぎて、LもRで発音しちゃう。ていうか、LとRどっちかわからない時は、とりあえず舌巻いちゃえ、って感じ。

 

昔の映画「クリスマス・ストーリー」で、主人公の家族のクリスマス・ディナーがダメになっちゃって、唯一営業していた中華料理レストランでディナーをするシーンがある。

 

結構有名なジョーク?なんだけど、la la la la la〜と歌うところを、中国人従業員がra ra ra ra ra で歌うってやつ。

まあ、そんな感じよ。

(昔はこういうジョークにも大らかだったから。。)

 

 

あと、LとRを頑張るのもいいけど、発音頑張るなら、母音も重要かなって思う。

でも、大抵の発音の問題は、文脈からわかるから、いいんだけどね。日本人のアクセントは、比較的クリアで聞き取りやすいと思うよ?