目下、オルガン練習中。
現在オルガンレッスンでやってる曲は、このオルガン曲集から1つと、
バッハのプレリュードとフーガ(BWV533)、そしてフランクの「 前奏曲、フーガと変奏曲」という曲。
先生曰く、こういう「楽しい」レパートリーをやれる生徒がほとんどいないから、私のレッスンがとても楽しいのだそう。
(他の生徒は教会でのサービスで弾くためにレッスン受けてるからね。)
今年になってフランクのフーガに入って、ここずっとひたすら指遣いを試して書き込んでる。
元々私は、ピアノでは曲がそれほど難しくない場合、割と勘で弾いてたので、いつもその時々、違う指遣いで弾いてた。
でもオルガンでは、色々やることが多いので(足鍵盤とか)、例えば本番など、ちょっとパニクった時とかに、指遣いがみっちり書かれていれば一つ考えることが減るので、それが安心材料になるそう。それに、やっぱいつも違った指遣いで弾いてたら、早くマッスル・メモリーに根付付かないしね。
ということで、最近は結構ピアノにもオルガンにも、できるだけ指遣いを入れるようにしてる。
(オルガンの場合は、それが宿題だったりするんだけど。)
で、フランクのフーガでは、その指遣いってのが、なかなかトリッキーで。手で3声、足入れて4声なのかな〜。
それを、旋律は全部レガート。ピアノみたいにペダルがないから、とにかく指を潜らせたり、鍵盤を滑らせたり、とにかく工夫して音がつながるようにするわけよ。
で、次にこの音をこの指で取るには、その前の音をあの指で取って〜、と、本当にパズルみたい。
どの音をどっちの手で取るかとか、もう頭クラクラしながら作業してました。
これが現時点での、私の努力の結晶。(Fingerって書いてあるのは、前回のレッスンでの「指遣いを書きなさい」との先生からの指示。)
4−5とか4−3とか書いてあるのは、4で弾いて、そのまま鍵盤は押さえたままで次の指(5とか3とか)に入れ替える、という意味。
1−1とか4−4とかは、主に黒鍵を弾く場合、1とか4でその音を弾いて、そのまま鍵盤から離さず指をスライドさせて、次の音を弾くという意味。
どっちもピアノでたまに使うけど(スライドの場合は、ショパンの黒鍵から白鍵、とかね)、オルガンほど頻繁には使わないと思う。
んで、見てやって、この指遣い。
これにさらに左手と、足鍵盤も付けるのよ。
もう、やり甲斐があるったら。
ちなみに、この曲はとっても美しい。
ピアノでも編曲があるみたいだけど、やっぱりオリジナルのオルガンで聴いて欲しいわ。
私が好きなのは、彼の演奏。
フーガは4:35くらいの間奏?導入?が入って、その後5:15くらいから始まる。両方合わせて聴いて欲しい。