型紙の準備ができたら、次は裁断。

 

今回使う生地は:

1)表地:ストレッチ・レース

2)裏地:Microduoplex

3)バックバンド:パワーネット

 

これらを裁断していくよ。(ちなみに生地の説明はここ。)

 

ちなみに、一番簡単なブラを作る場合は、おすすめは

1)表地:Duoplex (Microduoplexより縫いやすい)

2)裏地:なし

3)バックバンド:パワーネット だね。

 

その場合、表地は、私の裏地のMircoduoplexと同じ裁断方法でオッケー。

 

 

人によっては、型紙を置いてまち針打ってハサミでって人もいる。

私はまち針は使わず、型紙に重しを置いて、28ミリのロータリーカッターで切る。結構カーブも綺麗に行ける。(ちなみに私は切る時に定規は使わない。)

生地によっては、型紙を置いてチャコペン等でなぞってから、その線をハサミで切るひともいる。

人それぞれね。

 

まず、一番簡単なパワーネットから。

 

型紙の各パーツには「DOGS」と呼ばれる線が書かれてる。これは犬ではなくて、Direction Of Greatest Stretchの略。つまり、「伸びの幅の大きい方向」という意味。

洋裁をしてると、型紙にこういった線だとか矢印とかが付いてるのはお馴染みだけど、洋服の型紙の矢印は英語ではgrain lines (繊維の向き?)って呼ばれて、これが 布端(セルベッジ)と並行になるように型紙を置く。

 

普通布って、布端に並行(縦)に引っ張ってもあまり伸びなくて、逆に横に引っ張ると伸びやすい。もちろんブラ素材もそうなんだけど、つまりDOGSの線は、Grain Linesとは90度向きが違う。そこに注意。

 

このパワーネットも、より伸びる方向をこのDOGSに合わせる。

パワーネットは実は縦方向でも伸びるけど、あるユーチューブのお姉さん曰く、「伸ばしてダイアモンド模様が広がる場合は、向きが間違ってる。」

これで方向間違わないね!

 

ちなみに合印には、フリクションペンで点を入れて印を付けとく。(ブラの場合は縫い代が小さいので、切り込みは入れない。)

 

私はもう面倒だから2つ折りにして2枚一気に切っちゃうけど(左右対称)、布を節約したいとか、正確に切りたいとかいう場合だったら、1枚1枚切るのもありね。その時は、2枚目を切る時は型紙を裏返して、左右対称になるようにね。

 

 

Microduoplexも同じ。DOGSに合わせて型紙を置いて、切る。

結構このカーブも、28ミリのロータリーカッターで結構すいすい切れるよ。

 

 

レースの切り方は、ちょっと特殊。

まず、伸びない裏地をつけるから、あんまDOGSの向きは厳密じゃない。。

 

そして、レースを使う時はレースのエッジが特定の位置に来るようにするのが多いので、そうなるともうDOGSなんて無視。

今回は、私はネックラインとバンドの下側にレースのエッジを置きたい。なので、こうなる。

 

クレードル:

 

型紙の端に、レースのスキャロップの谷が来るようにする。(ちなみに前回でも触れたけど、ここの縫い代は縫い代ではない。)

 

ネックラインもこんな感じ。ここだけは、一枚ずつ切る。

 

同じようにスキャロップの谷と型紙の端を合わせて、切る。

 

 

反対側は、胸元は左右対称にしたいので、レースの反対側のスキャロップで、マッチする箇所を探す。

 

概ね模様が重なったところで、1枚目のパーツに合わせて、このまま2枚目を切る。

 

 

これで、大体左右対称のパーツができた。

 

 

残りのパーツは、まあ左右対称じゃなくても分かんないだろう、ということで、適当に残った部分でパーツを切り取っていく。

 

 

 

 

ということで、パーツの切り取りが完成。

 

今になって思ったけど、ひょっとしたら後でバックバンドにもレースをつけるかも。

その時は、同じくバックバンドの下側にレースのスキャロップが来るようにする。

まだ考え中だけどね。

 

 

 

ちなみに私が使ってる裁断用のウェイトは、手作り

生地は全て BraBuilders.com で買ったもの。

 

 

 

今日からクリスマス休暇に入るから、この休み中に仕上げたいと思ってる。