アメリカで社会人をやってる身としては、たまには仕事にまつわる話もしないとね。てことで、レジュメの話。
日本の「履歴書」と違って、アメリカの(というか英文の)レジュメのフォーマットはあんま厳密には決まってない。ワードとかに、各自好きなフォーマットで書く。
とりあえず、まれに私がレジュメを書く時は、software engineer resume sample とかtemplateとか適当にグーグルして、適当に出てきたやつでいい感じのやつの「フォーマットを」真似して書くんだけどね。
内容はスキルのサマリー(どの言語、どのフレームワークを使えるか、強みなど)、経歴、最後に学歴、そんな感じかな〜。Objectiveとかは、うーん、書くかなあー。私は省くような気がするー。
転職なら学歴にGPA入れないけど(10年以上前とかの成績を自慢されたってね。。)、新卒なら良いGPAは入れればいいと思うよ?ちょっと恥ずかしくても、セールスポイントは入れられるだけ入れちゃえ。
CSで大学通ってた時、CS用のライティングのクラスが必須だったんだけど、そこでLinkedInの書き方の指導までされたよ。実際に生徒が書いたものを先生がレビューしてくれたんだけど、その先生は、「GPA4.0なら書きなさい。トランスファーの生徒でトランスファー後(だけ)のGPAが4.0なら、『学校名GPA:4.0』って書きなさい!もしCS科目だけのGPAが4.0なら、『CSのGPA:4.0』って書きなさい!」って言ってたー。
GPA4.0以外のは書く必要ないのかっていうと知らんが。3.5以上なら書く価値あるかもしれないね。
でも、すんごい難しいクラスに挑戦して3.5と、簡単なクラスだけ選んで取って4.0では、前者の方がいいと思うけどね。でもGPA見ただけじゃ、そういう経緯は分かんないからね。でもクラスのプロジェクトの説明を書けば、ひょっとしたら「なかなか大変なことやってるな」ってわかるかも。
レジュメの枚数は、1−2枚にまとめるように、とかよく聞くよね?私は4,5ページくらいのを見たこともあるな。単純に、長いな!って思った。逆に1ページだけじゃ、ちょっと短すぎかなー。もっとやる気出せって感じ?程々の2〜3ページ(2ページちょっと)くらいで良いのでは?
私がむかーし同僚(日本風で「先輩」?)に言われたのは、「レジュメは定期的に更新しとくこと。転職する気がなくても、とりあえずしとくこと。でないと、後で何やったか忘れるから。」
確かに年取ってくると、関わるプロジェクトの数も多くなるしね。
私はやってないけどね。(定年まで転職したくない〜〜。)
ちなみに、「レジュメは提出する会社に合わせてカスタマイズしろ」とよく言われるけど、それは本当。
要は、これまでやった数々のプロジェクトの中で、募集要件によりマッチするものや、相手が求めているテクノロジー(または近いもの)を使った経験をメインにレジュメを書く。で、相手が求めてるスキルが、ちゃんと実践でありますよ、ってのを見せる。
なので、全く同じレジュメを100社に送ってもダメなわけ。
あとは、1つの会社での勤続年数とキャリアのブランクね!
一般的には1つの会社に2年くらい?は続けるようにって、よく言われるよね。でないと、採用してもすぐ辞めると思われちゃうとか。
私的には、1つの会社にたった1〜2年で、どのくらい影響力あることできたのかな?って思っちゃうけど。1年とかなんて、「ようやく仕事に慣れてやっとまともに貢献できるようになった頃に辞めちゃったのね」って思っちゃう。
私の周りを見ると、会社のやり方に熟知して、いろんなチーム、いろんな部門にコネクションができて、色々スムーズに周りを動かせるようになって、さらに本人の評価や評判も上がってチーム内外に顔が売れて頼りにされて、っていう地位を確立できるには3〜4年はかかるかなって思う。(小さい会社なら、まあ初めからみんな知り合いだけど。)
あと本当にできる人は、同じ会社に7年とか10年とかずっと居る。それは能力が低くて転職できないのではなく、ひとつは会社が引き止めようとするから。毎年のレビューで昇給させたり、プロモーションさせて昇給させたり、ストックとかボーナスとかインセンティブを定期的にあげたり。
なので、「転職して給料を上げる」ってたまに聞くけど、あれはなんだかなって思う。
あと、キャリアのブランクね〜。ブランクのない人の方が少ないけどね。私は実は働き始めて20年くらい、全くブランクがないのよ。働き詰め!!転職しても、新しい会社に「すぐに入ってください」って言われるから、例えば金曜日まで前の会社で、その翌週の月曜日は新しい会社でって感じよ。
なので、他人のレジュメでブランクを見ると、「この期間仕事してなかったなんて、うらやましい!!」って思う。
でも実際のところ、エンジニアならスキルがマッチして技術面接さえクリアしちゃえば、多少のブランクは、まあ大したことなさそうよ?
あと、カバーレターって、たまに聞くでしょ?私はあれ、私都市伝説だと思ってた。誰も書かないんじゃないかと。私は書いたことないよ?(一体何書くの?)
それに面接する時は候補者のレジュメを予めもらうけど、カバーレターって見たこと無いよ?面接官には渡さないのかな?
私的には、下手な英語で書くよりは、ない方がいいと思うよ?
ちなみに、同僚とか昔の同僚とかLinkedInでつながってるけど、実際の人物を知ってると、たまにLinkedIn(つまり、レジュメも)を盛ってる人がいるよね!
「ええ〜〜〜〜、この人ずっと同じチームに居たけど、こんなことやってないよね?」とか、実際はそうでなくてもLinkedIn見るとむっちゃ優秀に見えるとかね。。
日本では知らないけど、こっちの会社の(多分)多くは、採用が決まったら、第三者の機関にバックグラウンドチェックを依頼して、レジュメに書かれた内容が本当か確認する。
学歴は大学に問い合わせて本当に卒業したかチェックしたり、経歴も前の会社の人事に連絡して本当に在籍してたかチェックしたり。
なので、嘘はだめよってことで。