なんだか昨日から無性にナポリタンピッツァが食べたくなった。(あえてピザとは書かない!)
やっぱ特別な窯を使って高温(480℃とか?)で焼き上げるナポリタンが食べられるレストランは、この辺りでは結構限られてくる。それに、ああいうのは、自分で作るのがロマンよね。
ということで、しばらく(オケで忙しくて)買って放置しておいた、ピザ・ピッツァ研究本を使って、おうちでナポリタン風ピッツァを作ることにしました。
ナポリタン「風」というのは、家庭のオーブンでは窯のあの高温が出ないから、まあ家庭で出来る範囲で頑張るという。
その研究本。
ハードカバーで索引含めて250ページ。表紙はナポリタン(風)だけど、中身は結構いろんなタイプのピザが網羅されてる。
各種ピザの説明、使用する道具や材料の説明(例えば小麦粉のタイプとか)、いろんなタイプの生地の作り方、いろんなソースの作り方、なかなか濃い内容となってる。
まあ私はそんな端から端まで読まないけどね。例えば私はナポリタン(風)を作りたかったので、ナポリタンのレシピと、生地のレシピ、後はまあ使用道具なんかについては斜め読みって感じ。
じっくりピザ達と向かい合いたい場合は、ちゃんと読み物としても行ける。
ちなみに、全てのピザのレシピは、最高温度が華氏550度(摂氏288度くらい)の家庭用オーブン用となってる。
この枠内を読むと、自分の作りたいピザに向いた生地レシピがリストされてる。
例えば、土曜日の朝に仕込んで夜食べる為の生地レシピ、前日から仕込む場合のレシピ、前々日から仕込む場合のレシピ、、と、発酵時間に合わせてレシピが変わったりする。
私が作ったのは、前日から仕込むレシピ。サンプルスケジュールでは、前日の午後7時に作り始めて、9時に一次発酵が完了、冷蔵庫に入れて翌日夜に焼く、となってる。
材料は小麦粉、水(お湯)、イースト、塩のみ。小麦粉は、ナポリタン(風)ではもうお約束のカプート社の00というピッツァ用粉。他の会社からも00粉は出てるけど、みんなカプートが好きよね。
材料を計って、手で材料が混ざるまで、片手をニギニギして混ぜる。
ギリギリ混ざったかなってとこで、20分休ませる。
その後、引っ張っては折りたたむようにして、30秒から1分こねる!短い!
ていうか、まさかそんなに短いとは思わなかったので、勝手に私の脳内で30分こねるって変換されてたよ。(それはそれで「長いな!」って思ったんだけどさ!)
まあ途中で間違いに気づいて、なんか5〜10分くらい引っ張ったりしてた後に、丸めて2時間、一次発酵。
重さを計って、3等分して、丸める。
なんかカプートの粉で作った生地って、強力粉のパン生地とはちょっと感じが違う。なんか00粉の生地の方がきめ細かい気がする!
いい感じの入れ物がなかったので、とりあえずその辺にあったタッパーウェアに入れた。贅沢にも、それぞれ1玉ずつ!
これを冷蔵庫に寝かしておく。これで1日目、終了。
* * * * * * * *
翌日、食べる時間の2時間前に1玉だけ、冷蔵庫から取り出す。(うちの主人は炭水化物を食べないので。)
1つはまた明日、もう一つは冷凍でもしようかと。(粉を降ってラップで包んで冷凍庫。)
実はこれも勘違いで、焼く60−90分前に冷蔵庫から出せば良かったみたい。なんか記憶力が鶏なくせに、確認しないもんだから、そういうのいい加減。
1時間半後、そういえばオーブンの予熱が45分かかるんだわ、忘れてたわ!と、慌ててオーブンにピザストーンを入れ、最高温度で予熱開始。
ちなみにうちのオーブンには「ピザモード」というのがついてて、別売りのピザストーンとラックを一番下のラックポジションに入れて「ピザモード」をオンにすると、下からも熱が出てストーンが熱される、みたいな機能がある。
でも、この本のレシピでは、上火(ブロイラー)の熱源から8インチ以内の距離にピザストーンを設置するようにとある。
ちょっと迷ったけど、本に従うことにしました。
45分予熱した後、ピザの成形ですよ。
(ちなみに、予熱完了後は、ブロイラーに変えて、10分待つ。そして、生地を入れる直前にブロイラーを切って、生地を入れたら再度最高温度で焼く。なんて細かいんだ!)
実は去年だか一昨年だかに、ナポリタンピッツァにハマったことがあって、結構練習してたのよ。
練習の成果(?)。👇
成形したら、生地の手前にピッツァピールをおいて、ピザ生地の4時と8時の方向をつまんで、一気に滑らしてピールに乗せる。
パン生地だったらちょっと難しいかもだけど、00粉で作ったピザ生地って、なんか程よく伸びるけどしなやかで丈夫なので、大丈夫。
ピザ窯で焼く場合はこのままソースを塗って、チーズとバジルを散らしてから窯に入れるけど、これは家庭用オーブン用レシピなので、(比較的)低温で(比較的)長時間焼くことになるので、まずはソースだけ塗って、生地を途中まで焼く。
この状態で、最高温度で予熱したオーブンに入れる。
ちなみに、オーブンに入れるコツは、ピールに乗せた状態でピールを前後にふって、ピザ生地がちゃんとスライドすることを確認すること。ここで、生地がくっついてスライドしない場合は、生地の下に粉(セモリナ粉とか、00粉とか)を降ってスライドするようにする。
で、その状態でオーブンのドアを開けて、滑らせてピザストーンに乗せ、ドアを速攻閉める。
4分くらい焼いて、生地が焼き固まって、ほんのり色づき始めたところで、一旦オーブンから取り出す。
ちょっと見てくれが微妙だわ!!!
ここに、ペコリーノチーズを散らし、モッツァレラチーズとバジルの葉をいい感じに散らす。
ただ、私はペコリーノチーズは買い忘れてたので、変わりにトレーダージョーズの粉チーズを散らしてみた。
この状態でオーブンに戻し、1〜2分最高温度で焼いた後、ブロイラーに切り替えて焦げ目をつける。
いい感じに焦げ目が付いたら、取り出す。
あー、うん、まあまあ?素人だからさ!
断面。
裏側。
やっぱピザ窯みたいにはならないね。
食感はすっごくチューイーでした〜〜。捏ね過ぎだったのか!?!
* * * * *
ちなみに、実はお家で本当のナポリタンピッツァは、実はやろうと思えばできる。
以前ピッツァにハマった時に、実は家庭用の簡易ピザ窯を買ったんだわ。ここの会社のなんだけどさ。
日本では知らないけど、こっちではホームセンターで普通に買える。ガス、木、ペレットのモデルがあって、ガス(プロパン)恐怖症の私達夫婦は、ペレットモデルを買ったのさ。
これが2年くらい前?にその家庭用ピザ窯を使って焼いたナポリタンピザ。
お庭で焼いた。
ちゃんと高温で1−2分で焼けるよ。いい感じで生地を返す(回す)のが、窯が狭い分、ちょっと難しいけどね。
ただ、ペレットモデルは、ちょっと扱いに慣れが必要だね。ペレットが少なすぎても多すぎても不完全燃焼しちゃうから、これをいい感じに燃やすのが、ちょっと難しかった。不完全燃焼すると煤が出るのよ〜。煙突も窯の中も煤で真っ黒になっちゃう。手を突っ込んで掃除するのが大変だったわ〜〜〜。
今後家庭用ピザ窯を買う場合は、ガス(プロパン)モデルがいいかもねえー。手軽ぽいし、煤の心配もないし。