少し前に、Black Beauty Bra というワイヤー入りブラを、適当にコットンで作って見たんだけど、今回はちゃんとブラの素材を取り寄せて作ってみました。

今回使った型紙は、無料でダウンロードできるMaya Braというもの。このサイト内にインストラクションがあるのかもしれないけど、とりあえずユーチューブの解説ビデオを見ながら縫ってみました。

 

まず使った材料はこれ。BraBuilders.com というサイトで全て購入。チュートリアルビデオでは、別のサイトへのキット販売のページが載っていたのだけど、キットといってもワイヤーやフォームは別途購入が必要だったし、全てのパーツがそのサイトでは売ってなかったので、どうせならまとめて全部買えるBraBuilders で注文しました。キットではないけど、むしろキットでない方が安く買える。

内容は以下の通り。

左が、カット&ソーのブラ・フォーム。今回のブラは、カップごとに3つのパーツを切って、ジグザグミシンで立体的に組み立てます。右上が、「ブラ・フィニッシング・キット」。ここに、ブラ1つ分のストラップやフック、ブラの上下のゴム(エラスティック)、スライダー、ワイヤを通すためのチャネリングなどが入ってます。これは1つ5ドルくらい?生地がミニマムで購入してもブラ2着くらい軽く作れそうだったので、2セット購入しました。

その下が、マイクロデュオプレックスという、ブラの表側に使うメインの生地。ちょっとストレッチ入ってます。それから、ワイヤー。右下が、パワーネット。ブラの脇からフックまでの箇所に、このメッシュのストレッチ素材を使います。

 

 

で、生地の裁断の工程はすっ飛ばして、下がカップを縫っているところ。

これが、ちょうど3つのパーツをつなげ合わせて、カップの形にしたもの。パーツは重ねず付き合わせて縫うので縫い代がなく、合印はボールペンでちょっと印を。

 

表布のカップも縫って、

 

中表にデコルテ?の部分だけ縫い合わせて、表に返し、仮縫いする。

 

その後、クレードル(カップ以外の、バンドの部分)の部品2つをつなげ合わせて、さらにカップをクレードルに縫い合わせる。

 

その後、クレードルの下側に、ピコ・エラスティックを縫い付ける。ブラの表側にゴムを乗せて、ゴムの真っ直ぐな方の端と、ブラの端を揃えて、ピコのギザギザの方に出来るだけ寄せて(でも、ギザギザにはかからないように)、ジグザグミシンで縫い付ける。

 

縫い合わせたら、表にピコがちょっと出るくらいで端を折り曲げて、さらにジグザグミシンでゴムの反対側を抑える。このステッチは表に見えるので、注意。

 

縫い終わったところ。だいぶブラらしくなってきた。

 

その後、ワイヤーを通すためのチャネリングを裏側から縫い付ける。

ブラを二つ折りにして、カップとクレードルとの縫い代が外に出るようにして置いて、カップとクレードルを縫い合わせた時の縫い目に合わせて、チャネリングを置く。出来るだけチャネリングの縁ギリギリに、縫い目は縫い代に入るように(カップ側に出ないように)縫い付ける。

 

 

チャネリングは、両はしともカップの端から端まで。でも、脇側は、2〜3センチくらい、縫わずにあけておく。

前側は、ブラを半分に折り曲げてチャネリングと縫い代を取り出して、ミシンで開き口を止めておく。

 

 

次は、ストラップと金具(プラスティック)を組み合わせて、アジャスト可能なストラップを作る。

 

これを、パターンに合わせて、パワーネットの方にピンで止めて、その上をまたピコ・エラスティックを前回と同じように縫う。エラスティックは、カップの山のてっぺんまで縫って、3、4センチくらい残して切る。また、ピコが見えるようにゴムを裏返して、ジグザグミシンで止める。私にはこの部分が一番難しかったし、一番うまくいかなかった箇所!

 

 

ブラの上下にゴムがついたら、また裏返して、縫い代につけていたワイヤーのチャネリングを、縫い代が隠れるようにカップの外側に倒し、チャネリングの反対側の縁にステッチをかける。このステッチも外から見えるので、慎重に。

 

その後、ブラの上側に残したゴムを、ストラップの輪っかに通してブラの裏側に縫い付け、ワイヤーを入れ、フックをつけて完成!!

出来上がりはこんな感じ。

 

ユーチューブのインストラクションに沿ってカップの上脇側の縫い代を切り取ったのだけど、切り取りすぎたのか、ゴムの縫い方に失敗したのか、裏から見るとカップがちゃんとゴムに挟まれていませんでした。。。でもほどくの嫌だから、このまま放置。

あと1つ分材料があるから、次やる時は、もうちょっとうまくできますように。

 

 

実際ブラを作ってみた感想としては:

(1)ミシンを買い替えていてよかった!(ジューキのHZL-DX5)買い替え前の古い安物のシンガーでは、もっと大変だったと思う。このジューキですら、表布がすごく縫いにくかった。ミシンに生地が引き込まれるし、そうでなくとも針が上がった時にミシンの抑えにまで引き込まれた。。直線縫い用のプレート設定したり、生地と抑えの間に紙挟んで縫ったり、布の際まで縫わないように注意したり、色々工夫が必要でした。多分自動糸調子も助けてくれたと思う。

(2)ブラ自体はパーツが小さいし、そんな多くないし(15パーツ。多い?でも小さいからあっという間に裁断できる)、ちょこちょこっと縫えるし、多分慣れれば1〜2時間で出来るし、なんか、取り掛かりやすい?

(3)結構楽しかった。後、慣れれば表の生地変えたり、レース使ったり、バリエーションが楽しめる(はず)。

(4)私の新しいミシンは優秀だった!

(5)後日談として追記:着用して外出してみた!ちょっと型紙がぴったりではなかったけど、それでも単純に生地の肌触りが良くて、とても着心地が良かった!これでちょっと型紙直せばすごく良くなると思う!

 

 

最後に、参考にしたリソースを。(全部英語だけど。)

無料型紙:https://afiatelier.com/patterns/maya-bra/

私のブラ部品購入先:https://www.brabuilders.com

参考にしたチュートリアルビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=2dkYpqva5s8&list=PLYT36pajS6oyd8epAtSNbNi-PsKJoKzEY&index=15

 

 

 

追記:ブラ作りに興味がある人は、「ブラを作る」カテゴリも併せてどうぞ。