妄想的叙情詩 -5ページ目

妄想的叙情詩

日常や妄想から詩を書いております。

闇よりも暗くて


海よりも深い




美しい

漆黒の君




金色に輝く瞳が開いたら


しなやかにくねらせた躰が


僕の腕に纏わり付いた




抱きしめたら

スルリと翻る




音も立てずに

忍び寄る




ざらついた舌は

動かぬ証拠





無理せず本音




その気もないのに

知らん顔



嫉妬心は

情熱か?




闇に紛れて

爪を立てる




心地好い音が

僕の鼓動と重なった。
不意に伸ばした指先が


貴方に届いて


絡まった。




熱くなる




眩暈が


頭の中に響いて



蘇える記憶


途絶える汗




絡まる。



離れない


貴方の温度




悪い気はしない


それは貴方も




その指先が教えてくれる



だた一つの


快感





くちづけよりも


少しだけ甘くて


highになれる




絡まって。




飲み干して


今宵



共に到達しよう




ねぇ、


指先を


絡め合わせて。
大胆に切り取った

鼓動を


唇で銜えて

舌先で弄んで



・・・一瞬・・・


・・・永久・・・



お前は此の夜を憂い


目を閉じた




其の先には

硬い誘い



臆病な

朝焼けに

寧ろ

張り裂けた

拍動



瞬きの間に


消えた




それは

ざわめく素肌に


月を背負った

横顔



何度も

そう


もう一度・・・




零れる嗚咽と


入り混じる喘い



吐息すら

聞こえない



汗を吸った

躰は


直に

乾いて



揺れ惑う

琥珀の

瞳を伏せた



恥じらいを感じ


虚構を信じた



たった其れだけで


善かった
こんなにも早くから


見つめ合っているのに


何事も起こらないなんて




こんな遅い時間に


何故なの?




私から仕掛ければ


それでお終い




なのに


貴方からのモーション


待ってる





解っている筈


如何したいのか




解っているでしょ?


如何すればいいのか 





此の儘じゃ


1億年待ってたって


到達できない




生憎


焦らされて伸びる方じゃないのよ


でも


急かしたりしないわ




もどかしい貴方を


擽(くすぐ)って




唇が触れそうになったら


はぐらかす




耳元で漏らす吐息を


感じているのなら




乾いたトコロに


突き刺して




そうしたいと、


思わない?




「ねぇ、欲しいよ。」
理解して



その笑みが


孕んだ悪意も



唇を


湿らせた悪戯も




お伽話は夢の中


風を切ったら星の海




少女は長い髪を揺蕩わせ


貴方の帰りを待つという





記憶の中にいない人




惑う錯覚




走り去った陰影は


不慮の出会いを齎(もたら)した




-偶然-




其れは


言葉の綾




面通しして


患うキモチには


隠された暗号




初めてじゃない


片隅に残されたデータ





それでも君は


平然と素知らぬ顔をする