苦手のバイクパートが始まった。
競技時間も一番長いし、抜かれまくるし、自分にとっては一番しんどいパート。

乗ったバイク



今回は、スイムアップとの交差トラブルを避けるためにコースレイアウトが変更になった。
1周12キロのコースを7周。

合計84キロに。

ん?・・・84キロ?しれっと5%も値上げだと!?

値上げの波はこんなところまで。ぐぬぬ。


自分のロードバイクは、7年前に買ったまんま何も手を入れていない既製品。
鉄下駄と揶揄されるホイールを未だに履いている。
エンジン(脚力)が大したことないからどうせ変わらんけど、ホイール換えたら早くなるんかな。
毎度そう言いながら何も換えてない。


兎も角、漕がないと進まない。
くっつけたDHバーにしがみついてふうふう言いながらもがく。
どんどん抜かれるが、できる範囲でがんばって追走してついていく。

コースは平坦で全く起伏がないので、登りが苦手な人には楽なコースだと思う。
金曜の雨のせいで、路上に大きな水たまりが何か所か残っており、自転車も身体も泥だらけになるのが地味にイヤ。
単調で飽きてくるのも難点かも。

そして、途中から日も高くなってきて、いよいよ「長良川」な暑さに。しんどくなってくる。

序盤に本部の近くで大きな接触事故もあったようで、救急車もやってきた。
救急車を見たとき、胸がぎゅっとした。トライアスロンを愛する仲間に大事がありませんように。

バイクの事故、ほんと毎回起こるよね。怖いよ。すっごい痛そうだし。

自分も、長良川のバイクでは毎回怖いなと思う場面がある。
典型的にはこんな感じ。
①声掛けなく急に真横から抜かれ、びくっとする。
②驚いた拍子にハンドルが動く(DHバーだととくに)。
③自分を抜いた人が実は集団を作ってて、その後続車と接触しそうになってさらにびくっとする。
④さらにハンドルが動く。
⑤やむなく減速。
2重にびくっとさせられるので心臓に悪い。

遅い側の言い分だが、抜く直前に「みぎ通ります!」と一声かけてくれれば、意地なんか張らずにスッと退く。まじで。
だからできれば声をかけてほしい。驚いて事故の原因になったらやり切れない。
遅い人にも愛を。


バイク全体を通じて、往路が向かい風、復路が追い風だったと思う。
1~2周目はまだ元気で、平均で30キロを超えていたと思う。
3~4周目はちょっと疲れてきたけどまだ走れていた。平均で28~29キロくらいだったと思う。この辺でゼリーを1個食べた。
5~6周目はだいぶ足が回らなくなってきた。とくに往路の向かい風に全く勝てず平均で25キロくらいだったと思う。
7周目はもうヘロヘロで、平均で22キロくらいまで落ちたと思う。
走りながらカロリーメイトは食べられなかった。持って走るだけ無駄だった。

どうにか84キロを走り切った。
苦手のバイクがなんとか終わった。事故もメカトラブルもなかった。よし。

バイクのタイムは3時間8分だった。
かなり遅いけど、距離が少し増えている割には頑張ったほうだ。

あとは走るだけだ。

トランジションに入る。
日が高くなり、トランジションのコンクリは熱々に。
正午を過ぎ、いよいよ33℃に到達したようだ。
ゼリー、カロリーメイトを食べる。カロリーをいっぱい補給だ。

で、ランに出発するのであった。