パイナップル・プリンセス | ウルトラマン・Hの ひとりごと

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パイナップル・プリンセス」は、田代みどりさんが唄ったアメリカン・ポップスのカバー曲です。
1961年1月にリリースされたこの曲は、いきなりチャート第11位に初登場して、翌2月にはチャート第6位まで上昇しました。

 

田代みどりさんといえば、1960年にテイチクレコードから、ブレンダ・リーのカバー曲「スィート・ナッシング」でデビューしました。
その時、彼女はまだ小学校6年生の、笑窪の可愛い女の子でした。

ビキニスタイルのお嬢さん」、そして、この「パイナップル・プリンセス」が大ヒットして、アイドルの仲間入りを果たしたのでした。



田代みどりさんは、1970年にブルー・コメッツのギタリスト三原綱木さんと結婚して、「つなき&みどり」を結成、リリースした「愛の挽歌」が大ヒットしました。

調べてみると、田代みどりさんは驚いたことに、1961年の1年間に、何と12枚のシングルを発表していました。

アイドル歌手のかたわら、映画やTVにレギュラーで出演するなど、当時「日本一忙しい中学生」と呼ばれていたようです。

 

さて、「パイナップル・プリンセス」は、1960年に米国の女性歌手「アネット・ファンセロ」が発表したのがオリジナルです。


 

作詞・作曲は、メリー・ポピンズくまのプーさんなど、ディズニー映画やテーマパークの音楽で有名な、リチャードとロバートのシャーマン兄弟です。

 

アネットは、1942年ニューヨーク生まれで、あのウォルト・ディズニーの秘蔵っ子としてデビューを飾り、数多くのディズニー作品に出演しています。

 

ということで、「パイナップル・プリンセス」は、実はディズニー・ソングだったのです。
最近では、映画「リロ&スティッチ」の中でこの曲が使われていました。

日本語に訳詞したのが漣健児さんで、スマイリー小原さんがアレンジを担当しています。



オリジナル曲は、

ワニの背中にまたがって入り江を下っていく
オアフ島の少年
」 の物語

なのに対して、

日本語のカバー曲は、

緑の 島の 可愛い お姫様」 の物語

となっています。

ちなみに、8月17日は、「パイナップルの日」なんですって。
関係ないかな・・・?




つづく