言わずと知れた1962年、カバーされて大ヒットした弘田三枝子の代名詞とも言える曲ですね。
オリジナルはコニー・フランシスで、全米で9位のヒットでした。
比べて聴いてみると分かるのですが、コニーはちょっと艶っぽいヴォーカルで、ミコちゃんはパワー全開でパンチの効いたボーカルになっています。
ヴァケーションがカバーされる前、中尾ミエが唄うこれもカバー曲の「可愛いベイビィ」がヒットしていて、ポップスのファン層が少年少女にまで広がってきた頃に、この「ヴァケーション」がカバーされました。
そのため、オリジナル曲を知らない子供でも「V・A・C・A・・・」と口ずさむほどで、一種の流行語になりました。
また、英語がニガテな中学生も、この単語だけは書けるようになったと言うほどの、大ヒットだったのです。
ミコちゃんの唄う歌詞は、「春・夏・秋・冬」が全部出てきますが、コニーが唄う歌詞には、「夏」しか出てこないことにお気づきでしょうか。
漣健児さんが訳詞をしているのですが、作詞の妙と言いますか、キラリとしたセンスを感じますね。
さて、1964年になってあのザ・ビートルズが登場してきてから、カバーポップス界はカバーの対象曲を徐々に失っていき、瞬く間にカバーポップス黄金時代は終焉となってしまいました。
弘田三枝子は、オールディーズ期のカバーソングを唄っていた日本人の中では最高峰のひとりと言えると思います。
僕は、デビュー当時のポチャッとしたミコちゃんが大好きでした。
変身しないでいて欲しかったなあと思います。
でも、歌声は今も変わりません。
とっても素敵ですよね。
つづく