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公開日時:2026年9月3日18時16分

 

本日の日本株は、日経平均が-0.2%の64,214円、TOPIXが+0.5%の4,102ポイントと、TOPIX優位が続きました。


今日はドル円が大きく動きました。

海外市場から続いて円が対ドルで1%超上昇し、ドル円は一時156円台後半と、およそ1カ月ぶりの円高水準を付けました。
きっかけは日銀の利上げペース加速に対する思惑と、ベッセント米財務長官の「日本が何をしようとしているか知っている」という発言。介入への警戒感も重なって、円の売り手が買い戻しを迫られた格好です。

 

介入そのものが入ったとは見ていませんが、ともかく円安方向に戻りづらくなってますね。

これは「いい円高」だと思っています。円安に引っ張られて金利が上がり続ける形が止まれば、金融市場全体は落ち着くからです。

 

実際、債券は買われました。新発10年債利回りは4.5bp低い2.965%、30年債は9bp低い4.075%と、超長期を中心に金利が急低下しています。

この日の30年国債入札も応札倍率3.79倍と過去1年平均の3.52倍を上回り、波乱なく通過しました。

 

TOPIXはこの安定を素直に好感して反発しましたが、日経平均の構成銘柄、とくにAI・データセンター関連にはいまだ売り圧力が残っています。

日経平均は寄り付きの64,724円がそのまま日中高値で、2日続けての寄り天であり、KOSPIが一時-1.9%まで売られる場面では日経平均もつれ安して64,000円を割るなど、変わらず弱い動きでした。

そこから引けにかけて戻しており、終わってみれば小動きといえば小動き。

ただ、バリュー優位の展開にも変化はなく、何かのきっかけがあるまで淡々とこの流れが続く、という感じですね。

 

バークシャー・ハサウェイのグレッグ・アベルCEOが5大商社について「今後何十年にもわたって保有するつもりだ」と述べたと伝わり、三菱商事+4.1%、三井物産+2.6%、伊藤忠商事+2.5%と、商社が買われ、業種別でも卸売業が+2.5%で首位でした。

 

金利の水準そのものは高いままですから、銀行・保険も堅調です。三菱UFJフィナンシャル・グループ+1.9%、三井住友フィナンシャルグループ+1.7%、東京海上ホールディングス+2.4%。

 

電気・ガス業+2.4%、海運業+2.3%、鉄鋼+1.6%と、バリュー系が広く買われました。関西電力+4.2%、四国電力+4.3%、日本製鉄+1.9%、三菱重工業+1.9%といったところです。

 

円高メリット側ではニトリホールディングス+8.4%。8月の既存店売上高が2カ月連続で前年を上回ったことも重なりました。

 

逆に日経平均を押し下げたのはファーストリテイリング-3.4%で、安値引けでした。

 

AI・データセンター関連も一角が重く、古河電気工業-3.7%、フジクラ-2.7%、イビデン-2.4%、精工技研-8.1%。円高も重しになった形です。

そのなかでレーザーテック+4.1%は、安値から6%近く戻して引けました。

 

昨日総崩れだった非鉄金属-2.1%、鉱業-3.3%は今日も続落で、JX金属-3.4%、三井金属-3.2%でした。

 

中小型のほうは、グロース250指数が-0.2%と、寄った後が重い一日でした。

 

主役はまた自動運転関連銘柄でした。ティアフォー+17.4%は売買代金2,300億円で、東証グロース市場全体の半分を1銘柄で占めています。

ダイナミックマッププラットフォーム+20.3%とフィーチャ+21.0%がストップ高。アイサンテクノロジー+16.7%とヴィッツ+10.6%も一時ストップ高まで買われ、モルフォも+29.6%と続きました。

 

一方でTerra Drone-6.3%は、前日+11.0%の反動が出ています。

 

今日おもしろかったのは、自動運転以外にも買われるテーマが増えてきたことです。

原子力発電では値幅は大きくありませんでしたが、木村化工機+1.3%、岡野バルブ製造+1.4%、日本製鋼所+3.2%など軒並み買われました。

レアアースはアサカ理研+8.1%が牽引し、造船も内海造船+4.2%、名村造船所+2.6%。ダイヤモンド半導体(テクニスコ+2.7%)やスーパーコンピュータ(HPCシステムズ+2.4%)、ペロブスカイト太陽電池(フジプレアム+1.7%)の周辺でも、個別に買われるものが出てきました。

 

一つのテーマに資金が集中しているうちは指数が動きませんが、物色の裾野が広がってくるのは全体の反転が近いサインかもしれません。

 

今晩は米国のISM非製造業景況指数が控えています。

この円高が「いい円高」のまま収まるのか、それとも輸出企業の業績懸念に変わるのか。そこが次の分かれ目になりそうです。

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/24804/

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