公開日時:2024年12月13日16時34分

今日はメジャーSQ日でしたが、日経平均は珍しく前日比やや大きめの下SQ値39,434.85円(昨日の引け値39,849.14円)が決まり、現物指数もそれに合わせるように下落していきまして、引けは39,470.44円で-1.0%となりました。TOPIXも-1.0%でした。

 

来週の米FOMCでの-0.25%ポイント利下げがほぼ100%のコンセンサスとなり、日銀金融政策決定会合では利上げが見送られる観測が強まる中で、懸念材料はあまりないはずですが、米11月PPIを受けて昨夜の米株が少し弱かったり、来週からクリスマス休暇に入る海外投資家の売りが今日にやや集中して出たというところかもしれません。

今日のところは需給のアヤ的な下げと見ており、相場は上げ基調にあるという見方に変更はありません。

 

アドバンテスト+5.8%、フジクラ+2.3%以外のいつもの主力銘柄群(半導体関連、電線、防衛)は売られました。

ソニーも-3.0%と反落しました。

「エルデンリングナイトトレイン」の世界同時発売を発表したバンナムHDが+7.1%でした。

 

グロース250指数は+0.5%と、イベント後で大型株に一日遅れの上昇パターンがピタリはまりました。

東証グロース市場売買代金も1,500億円超と昨日より更に増えています。

 

昨日引け後に決算を発表したタイミーが、東証グロース市場売買代金第2位で+25.2%の大幅上昇でした。

GENDAが今日も強く+5.5%。昨日のGENDAと同様に好決算の翌日売られて翌々日戻すパターンで今日はGA technologiesが+5.1%でした。

昼休みに決算を発表したIntloopが+14.6%で引けました。

 

決算に対する株価の反応が良くなっており、中小型株に資金が回ってきていることが感じられます。

ただ、IPOからの上場も連日ありますのでそちらに資金を取られ、全体に資金が回っての全体上昇相場になっていないのがちょっと残念なところです。ファンダメンタルズに関係なく需給での銘柄間のパフォーマンス格差がやや大きくなっており、少しやりづらい相場つきでもあります。

 

ただいずれにせよ中小型株も上げ基調にあるという見方に変更なく、じっくりプレーしていればそれほど心配はない環境であるとみています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20831/