昨年から始まったコロナ禍が今年になっても終息せず、今年の緊急事態宣言を機にとうとう勤務先から対面人狼の参加を自粛するように通達が来ました。自分の地域は緊急事態宣言の範囲内ではありませんが、自粛要請期限が社会的にマスクが不要になるまでとのことなので、おそらく数年間は対面人狼に参加出来なくなりそうです。なので、ここで一区切りとして対面人狼の思い出でも振り返ってみようと思います。対面人狼を始めた時期については過去の記事に記載していますので割愛しますが、その後は人狼の人脈を広げるために近くの人狼会だけでなく、隣県や福岡まで遠征したりもしました。一度だけですが、福岡に遠征した時は棋士の中田功さんや香川愛生さんと同村したり、記憶喪失の名探偵という正体隠匿ゲームをしたり、徹夜人狼で睡魔に負けて役職時間に起きるのを忘れたりと、4年以上前のことだけど思い出深い人狼会でした。今まで参加した人狼会の中で一番思い出深いのは2017年の匹見峡人狼ミステリーツアーで、人狼だけでなく巨大迷路に入ったり、カタンの開拓者という有名なボードゲームを初めて体験したのもこの旅行でした。その後は遠征することは減りましたが、広島県内の人狼会を中心に時間があれば参加していました。残念ながら、楽しいことだけでなく嫌な思いをさせられたことも少なからずありましたが、ここで蒸し返すつもりはないので恨み言はしないでおきます。残念ながら、当分の間は対面人狼には参加出来ませんが、アストルティア人狼やzoom人狼といったオンライン人狼には今後も携わっていきますので、同村する機会がありましたら宜しくお願いします。

先日、Nさんと言う方のzoom人狼会でGMをさせて頂きました。これが初めてのzoom人狼GMで、以前からシミュレートはしていたのですが、本番では上手くいきませんでした。それでも最後までゲームを成立させられましたので、個人的には及第点ギリギリってところでしょうか。今回の経験で感じた点をいくつか挙げてみます。

 

・レギュレーションの説明やCO盤面等を仮想ウエブカメラを通じて見せても、文字がぼやけてかなり見辛かった。

・恋声を通じてボイスチェンジをすると、声色は変えられたが聞き取り辛くなった。

・ブレイクアウトルームを使用する予定だったが、主催のNさんがブレイクアウトルームの設定をONにしてなかったため、ホスト権限を委譲されてもブレイクアウトルームを使用出来なかった。

・ブレイクアウトルームの設定をONにしている自分がホストになると、ブレイクアウトルームは使用出来るようになったが、zoomのアップデートでシミュレート時の操作方法と変わっていたため、設定に時間を取られてしまった。

・参加者の1人でも有料版であれば、無料版の40分制限が解除されていると聞いていたのに、ホストが無料版だと参加者の中に有料版の方がいても制限が解除されなかった。

・ブレイクアウトルームが使用出来ず、チャットで役職実行する際に宛先をミスったことがあった。

・当初予定していた段取りの多くが無駄になり、対面人狼と比べて余計な手間が増えただけになった。

 

自分としては、zoom人狼の最大の特徴であるブレイクアウトルームを封じられたのがかなりの痛手でした。とはいえ、少しだけ操作テストは出来ましたので、自分主催のzoom人狼会ではこの経験を生かしていければと思っています。その前に人を集められない問題の解決の方が終わらない気がします。

先日、未経験者と初心者に向けたzoom人狼体験会が参加者不在で中止になりました。また、アストルティア人狼でもアップデート直後でないのに参加者不足で中止になることが何度も続いています。一方、有名人狼店や有名人が開催する人狼はすぐに定員に達し、現在も賑わいを見せています。これは2013~2014年にかけて始まった人狼ブームから5年以上も経過しており、人狼が広がるフェーズから洗練されていくフェーズに切り替わったのかもしれません。人狼をやってみたけど合わなかった、単純に飽きてしまった人がプレイヤーから抜けることで、人狼人口自体がピークを越え、現役プレイヤーも行きつけの人狼店や人狼会が出来ることで、それに漏れた人狼店や人狼会が淘汰されているのだと思います。人狼ゲームは参加者が少ないと十分に楽しめないので、参加者の多い人狼店や人狼会に集中する傾向はさらに強まるでしょう。残念ながら、先日のzoom人狼体験会が無料にも関わらず参加者不在でしたので、今後アストルティア以外で人狼を企画しても成立しないと思います。zoom人狼には大きな可能性を感じていたのですが、参加者がいないのではどうしようもありません。

新型コロナウイルスの影響で対面人狼に代わる新しいスタイルとしてzoom人狼を行うところが増加しています。以前、オンライン人狼と対面人狼の違いについての記事を出したことがありますが、zoom人狼は参加者の表情が見られるので対面人狼のような人物考察が可能だけでなく、ブレイクアウトルームによる人狼や共有者のチャットルーム開設も可能になり、オンライン人狼と対面人狼の両方のメリットが得られるハイブリッド人狼と言えます。zoomの機能を使いこなせば、もっと素晴らしい人狼体験になるのではないかと模索しているところです。

最近はzoom人狼の動画も時々拝見しますが、最もzoomの機能を使いこなしてるのではないかと思うのは「あつしの部屋」というyoutubeチャンネルの動画です。他の動画と決定的に異なるのは、ブレイクアウトルームを活用して人狼チャットルームを開設しているところです。専用チャットルームがあることで、意思疎通が容易になり高度な作戦を行うことが出来るようになります。さらに、意思疎通はトラブルを回避することにもつながります。ところが、有名な人狼チャンネルですら対面人狼と同じように顔を伏せさせて役職実行してるところが多くて、zoomをあまり使いこなせてないなと残念に思ってしまいます。

自分もzoom人狼を開催しようと運用テストを計画しており、ブレイクアウトルームによる作戦会議はもちろんのこと、画面共有を利用した盤面表示、パブリックチャットを利用した役職CO表示や投票、snazとOBSを併用した制限時間表示等、zoom人狼独自の新しいスタイルの人狼を目指しています。ただ、これらが問題なく運用出来るのかテストしなければなりませんが、現状はテスト人員が全くと言っていいほど集まっていません。もし、zoon人狼の運用テストにご協力頂ける方がいらっしゃいましたら、twitterのリプかDMでお知らせください。 フォロワーでなくても大丈夫です。 後日、日時を調整して運用テストに入りたいと思います。

 

twitter:@TyugokuWerewolf

皆様もご存知の通り、今年は新型コロナウイルスの影響で対面人狼イベントの開催も厳しい状況が続いています。一方で、自粛要請は緩和され、徐々にではありますが対面人狼イベントを再開されているところもあります。今後の活動をどうするべきか考えた結果、自ら人狼イベントは開催せず、依頼に応じて人狼GMを引き受ける形になりました。なお、新型コロナウイルスのリスクを考慮し、当分は中国地方5県限定で依頼を受け付ける形にします。実績を積み上げ、新型コロナウイルスのリスクが低下すれば、近畿以西(三重県を含む)まで範囲を広げようと考えています。人狼イベントをしたいけど、GMを引き受ける方がいないって方は是非お問い合わせください。必要なコストは広島駅からの交通費のみです。(最短時間優先のため、地域によっては新幹線や高速バスを利用します。)但し、本業に支障が出ると判断される場合は依頼をお断りすることもありますので、予めご了承ください。対面人狼GM依頼についてのお問い合わせはtwitterのDMでお願いします。フォロワーでなくても大丈夫です。

 

twitter:@TyugokuWerewolf

2013~14年あたりからテレビ放送などの影響もあってか人狼が広く知れ渡り始め、今では全国的に人狼会が存在するほど浸透したと言っていいでしょう。その一方で、勧められて一度やってみたけど楽しめず、苦手になったという方も少なくありません。当然、どんなものにでも合う合わないがあるのは仕方ないのですが、苦手と言われるほどまでになるのは好き嫌いだけの問題だけではないでしょう。人狼ゲームと他のボードゲームを比較して考えると、初心者会ではよく対策される残虐な世界観とか専門用語の多さとかはそれほど大したことではありません。それよりも判断に必要な客観的情報が他のゲームに比べて少なく、議論内容の比重が重いために強弁が幅を利かせやすいというゲーム性が苦手意識を生むのではないかと思ってます。仮に強弁をする人がいなかったとしても、主観でしかない発言内容中心で考察しなければならないのは他のボードゲームにはあまり見られない要素だと思います。もし、このブログを見かけたクリエイターの方がいらっしゃれば、次は「議論をしない人狼」を開発して頂ければと思います。自分でも考えたことあるのですが、素人考えではなかなか上手くいかないものです。

人狼の最初の議論で「作戦ありませんか?」と尋ねられることがよくあると思います。特に、ア式を中心とした連ガなしレギュでは最初の議論でいきなり役職者を出すのではなく、最初に作戦を実行することがよくあります。作戦の内容は様々で、白リレーのようなラインを見るものから、これって意味あるのかと疑問に思うようなネタ的な作戦まであります。では、なぜこのような作戦を行うのかと言えば、連ガありの普通村のように占いと霊能が出てしまうと、人外全潜伏の1-1進行となってしまい、連噛みにより占い結果が2つしか出ず、参加者一桁の少人数村でなければ人狼にとって非常に有利な展開になるため、占い師を潜伏させたまま吊り候補を決める必要があるからです。作戦を行った結果、運悪く占い師が吊り候補になって占いCOを迫られることもありますが、この場合は人狼からすれば本物の占い師なのか狂人の吊り逃れなのかは囲いがない限りは判別出来ないため、安易に連噛みで占い師候補を落とすことが出来ません。そのため、意味のなさそうなネタ的な作戦でも、それなりに意義はあったりします。人狼の作戦を行う意義を理解すれば、吊り候補でないのに最初の議論で占いCOするのは悪手だと言えます。

7月6日と7日の2日間にわたって広島市内で開催された人狼ゲーム祭りに行きました。人狼ハウスと横川人狼のコラボで実現した人狼イベントで、見て楽しむ人狼ライブショーとプレイして楽しむ人狼体験会の構成です。ライブショーはア式から村人1名を追加した14人村という若干変則構成でしたが、全試合アグレッシブな展開で見ごたえのある内容でした。そのライブショーには3回目の議論までに全人狼を予想するクイズがあるのですが、最後の試合で見事に全人狼を当てることに成功しました。これは最初の議論で2-1展開になり、2回目の議論で新たに占いCOがあったことから3-1に変化したため、最後に占いCOした人を真置き出来たのが大きかったように思えます。最後に占いCOした人を真置き出来たのは、この盤面で人外が騙る必要性がないからです。真置きした占い師が人狼1人を発見しているので、ここで1人目の人狼予想が決まります。2人目は占い騙りの中にいるのですが、これは黒を出しにくい位置に黒打ちした占い師を人狼と予想しました。LWだけは非常に迷いましたが、いつも投票順が最後の方なのと、最初の議論での作戦で予想人狼を囲っていたのが決め手になりました。この試合は素直な盤面だったおかげで人狼予想を全員当てることが出来たのです。ちなみに、6日にも同じようなクイズがあったのですが、こちらは真狂-狼狼からの真狂-真狼狼というとんでもない盤面だったために、正解者は誰もいませんでした。

先日の対面人狼交流会で人狼の強さについての話題がありましたので、自分なりの考えを記事にしようと思います。まず、人狼で勝つために必要な要素は誰が人狼かを見抜く洞察力と、その洞察力で見抜いた人狼を処刑に導く説得力の2つと考えます。人狼は村人と違って仲間を知っていますが、騙りの狂人を見抜いたり、黒塗りする村人を見つけるために洞察力は必要だと考えます。もちろん、自分や仲間が処刑されないように導く説得力はあえて言う必要もないでしょう。つまり、強い人狼プレイヤーとは洞察力と説得力が優れているプレイヤーということになります。なお、洞察力や説得力を磨く方法については、そのような書籍を読んで頂ければと思いますので、ここでは記事にはしません。

ところが、残念なことに恫喝を説得と勘違いしているプレイヤーを強い人狼プレイヤーと持て囃す傾向が一部にあるため、勘違いプレイヤーを増長させてトラブルを頻繁に起こしています。対面人狼ではこういうプレイヤーは滅多に見ませんが、オンライン人狼では割と高い確率で見かけます。もし、対面人狼で恫喝プレイしていたら最悪警察沙汰ですが、オンライン人狼では警察沙汰になることがないため、人格がそのまま表に出てしまうのでしょう。これからの人狼文化を考えれば、彼らを強い人狼プレイヤーと持て囃すのはやめ、恫喝プレイヤーと見下げる文化を広げることで人狼界から排除する必要があります。

以前の記事でガチ勢とエンジョイ勢について書きましたが、そもそもゲームとして人狼は競技には向かないと思います。競技として成立させるためには統一ルールが必要になりますが、人狼は様々なレギュレーションがあり、統一ルールというものがありません。仮に統一ルールが定められたとしても、村人陣営と人狼陣営で条件が公平でないので、配役による運要素が強くなって競技としては不向きだと言えます。もし、人狼を競技化するのであれば、統一ルールを定めた上に全ての役職を配役カードの割合と同じだけプレイするのを1セットにしてポイント化する形が公平ではないかと思います。ただ、この形だと参加者数と同じ以上の試合数が必要で、人狼イベントで行うには現実的ではありません。そのようなことから、人狼は競技に向かないゲームと割り切って、ムキにならず気楽に楽しむのが一番いいのではないでしょうか。