4科標榜する歯科医 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

歯科医師における標榜診療科目には歯科、歯科口腔外科、小児歯科、矯正歯科と4つがあります。

 

このうち口腔外科、小児歯科、矯正歯科では専門性が非常に高く専門医資格があるものだけしか標榜できないのかな?と思われるでしょう。がしかし違います。歯科医療とは無縁の歯科医師免許を持つ研究職のヒトが開業する場合でも自由。

 

 

ですから口腔外科と無縁で一般歯科しか経験のないヒトでも上記4つを標榜して新規開業する商売上手?な方もいるのです。頓珍漢な診療情報提供書を書いて患者に持たす歯科医に多い故に分かりやすい。

 

 

 

街を歩いていても4科すべて標榜している歯科医院(個人開業)を時々見ます。卒後研修を終えて口腔外科と矯正歯科を同時に修める事なんて難しいでしょう。ほとんど無理。

 

 

1人で診ている開業歯科医で口腔外科と矯正歯科を同時に書いている所には注意が必要なのです。2人以上歯科医が居れば問題ありませんが。(夫婦でやっていて、どちらも一般歯科歯科出身の場合、話は別)

 

 

治らない口内炎があり、口腔癌の不安を抱き口腔外科標榜の歯科医に行く・・・。悪徳歯科医にあってはこんなケースを想定して患者層を広くするために口腔外科を標榜している所もあるのです。