黒鯛刺身の鮮度が素晴らしかった。塩と山葵を少量乗せて噛みしめると、口腔内に旨みと甘味が広がります。それをビールで流し込み、又黒鯛刺身です。繊細で淡泊な白身の旨みを存分に楽しめました。昨日珍しく同行者が居ます。話ながら魚を堪能するのも、なかなか難しいです。
次に鯵が又絶品。大阪湾産との事ですから大将が釣って来たのかと聞くと、朝に活〆の鯵を仕入れたとの事でした。これには塩と生姜、醤油と生姜で食べ比べをしてみました。そして最終的には塩だけがよかったのです。鯵刺身、といっても言われなければ新鮮で淡泊な白身魚です。血合いの部分も上品で全然クセがありません。故に塩だけで頂くと魚本来の旨みが引き出されます。
白身が続きます。(鯵は青魚ではなく完全に白身の扱い。)3つ目は大阪湾産の河豚叩き。表面だけを炙ってあり、炙る事で旨みが凝縮されていました。ネギと紅葉おろしと塩で頂きます。噛むほどに旨みが広がり、それをビールで流し込む。上記2者と共通の(ビールとの)食べ方です。てっさよりも厚く炙ってあるので香が引き立っています。食に対して必死になっているのは卑しいので、同行者の顔色を窺ったりして・・・しかし旨い魚に対して理性は勝てません。ほとんど一気喰いです。
最後にカツオ。和歌山県周参見産のケンケン鰹。表面の皮だけが軽く炙ってあります。見るからに新鮮で切り身全体が光っていました。私はアブラの乗った秋の戻り鰹が好きなのですが、昨日の深い味わいの初ガツオも気に入りました。鰹って鮮度が落ちやすいようで(スーパーの解凍鰹は論外)選択するのを躊躇する事も多いのですが、信頼できる店では選ぶのが正解。昨日も大当たりだったのです。