終着駅は始発駅 | we85のブログ

we85のブログ

糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

という鉄道紀行短編集の単行本著者は紀行作家の故宮脇俊三氏。宮脇さんの御著書との出会いは中学生の時に読んだ「時刻表2万キロ」です。私はこの作品に触れた事がきっかけで乗り鉄の世界に足を踏み入れて現在に至っています。この「時刻表2万キロ」は鉄道マニアでないヒトが読んでも引き込まれる宮脇氏の代表作品。他にも「最長片道切符の旅」「旅の終わりは個室寝台」「線路の無い時刻表」・・・私はほとんどの作品を読みました。

 

この時期になると「終着駅は始発駅」を読みなおしたくなります。普段は読まないので、書斎の片隅にひっそり並んでいます。何故この時期なのか・・・。私は歯科医師国家試験合格発表日である(今年なら)3月16日が終着駅と感じます。同時に3月16日は始発駅。来年の受験を決意するのも、歯科医の道をあきらめ方向転換するのもスタートとなる日。

 

御著書のタイトルの意味にあっては、鉄道旅行の終点は又新しい旅のはじまりという事でつけられた題です。ですから真意は若干違うのですが、私には受験されたヒトに対する表現にピッタリだと思います。もちろん不合格になった学生さんに向かってこんな失礼な言い方をしません。あくまで心の中で想うだけです。

 

3月16日に不合格だったヒトで、翌日以降も終着駅に到着した事を気づかず走り続けるのは非常に危険なのです。メリハリが付きません。そんな方はこの時期でも来年に向けて国家試験準備の勉強をされています。勉強するのが美徳ではありません。勉強するのは合格のための手段ですから。手段が目的になってしまわないように、私は車掌の役目になります。「お客さん、終点ですよ。当駅始発に乗り換えましょう」と。ゴールデンウイーク明けまでは不合格になったヒトもしっかり休養する事・・・。悲劇を繰り返さないための最良の方法を助言する事は大切なのです。