糖質よりも糖類オフ? | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

ダイエットを成功さすには糖質オフよりも「糖類」オフが大切、という記事がネットに出ていました。書いたヒトは医師や栄養士ではなくスポーツ指導者の男性です。なかなか生理学や生化学を勉強されてきたような記事でしたが、根本的に糖質制限を誤解されているようで残念な印象を受けました。

 

「糖類」というのは糖質の中でも単糖類と二糖類のみを指します。ですから「糖類」不使用というのは糖質ゼロではありません。澱粉は多糖類ですから糖質であっても「糖類」ではありません。余談ですが「砂糖不使用」というのは糖質の中で「糖類」の二糖類であるショ糖(砂糖の主成分)を使用していないという事です。故に糖質制限者としては「糖類」不使用、砂糖不使用と記載されていても安心出来ません。糖質ゼロではないからです。(飴、ガム、ジュース類で特に要注意)

 

この記事には、ブドウ糖や果糖やショ糖が多い、甘いジュース類や果物や甘い菓子を止めると痩せられるとあります。そして澱粉のような甘くない(多糖類。「糖類」に入らない)糖質は摂るべきだと主張。理由として、糖質は主食で脳の唯一の栄養素だから抜くと痩せにくい身体になるというような妙な書き方をされていました。

 

この部分はお粗末です。ケトン体という概念が欠如しているゆえに脳の唯一の栄養素が糖質なんていう誤解が生じるのでしょう。また澱粉が主食だから必要という書き方も絶対に間違いです。主食を摂らずに6年半健康で生きている私の身体が証明しています。「主食を抜けば健康になる」という事を。だからヒトの身体に主食(澱粉)なんて不要。タンパク質と脂質を制限しない限り、肝臓等で糖新生が行われます。この記事を書いたヒトには糖新生という概念も欠如しているのでしょう。

 

糖質よりも「糖類オフ」というのはゆるやかな糖質制限という意味では間違いではないかもしれません。しかし最後に示された3食の献立例を拝見し愕然としました。毎食、澱粉類(糖質)を摂り過ぎています。こんな食事をして健康的に痩せることなど絶対に無理と思わせる内容だったのです。