楽しい時間はすぐに過ぎる。いよいよ3日目の最終日になった。この日も快晴で前夜呑みすぎたにも関わらず目覚めは爽快。ホテルの部屋のテーブルには頂いたバーボンのポケットボトルが転がっている。知人に「帰りのフェリーで召し上がって」と頂いた物である。早朝から行きかう瀬戸内海の離島便を眺めていると、思わずウイスキーの封を切りそうになった。
さすがに朝からウイスキーはないので私はビールを頂く事にした。部屋の高くて古いビールなんて呑む気がしない。(なんと2月製造のアサヒスーパードライだった)近くのコンビニでビールのロング缶と生ハムを購入。それを部屋備え付けのビアグラスに注いでグビグビっとやった。非日常感がたまらず、2本目を開けてしまう。はじめから計算通りである。
最終日は帰るだけ。ビールを呑んだ後、港に散歩に行った。優しい風景が続く瀬戸内海。私が高松が大好きなのはこの海が好きだからかもしれない。もし関西から移住するなら絶対に高松。他の都市は考えられない。
帰りの高松東港からのフェリーの時間を逆算し、11時にホテルを出る。最後にロビーラウンジに入ろうとすると問答無用で体温測定。これは如何なものだろうか。
いつもの(3日間連続で行った)駅中の立ち食い鮨屋で呑む。昭和な空気に昭和な曲が流れ、昭和な店員に昭和な客(私も)そんな店、居心地が悪いわけがない。私は2時間以上滞在し刺身や珍味で呑み続けた。芋焼酎ロックが3杯目では凄く濃くなっており、店主の気持ちが嬉しかった。
そして高松を発つ時・・・。昨夜頂いたバーボンを(コンビニで購入した)氷で割って呑みながら楽しかった3日間を振り返った。高松市街の風景はどんどん小さくなってゆく・・・寂しい。この寂しさを感じるために私は旅行をしているのかもしれない。(完)