糖質制限というのは特別な食事法ではありません。自身に合えば続ければ良いし駄目だと思えば止めれば良いだけの事です。本日、糖質制限の話題が出た時、わたしはサラリと申し上げたのです。マスコミの影響と、糖質は主食だという頑とした先入観から糖質制限というと構えてしまうヒトが多く残念に思っています。
止めるべき食品は御飯、パン、麺類、芋類、根菜類および菓子だけでなく砂糖や味醂を使用したすべての物、そして果物。その代わりに肉類魚類、大豆製品、卵、チーズ。要するにタンパク質と脂質は徹底して摂るべきなのです。
しかも糖質制限生活にあっては(タンパク質と脂質を)通常の1,5倍から2倍摂らないと糖質制限によって健康上の問題が生じる恐れ有り。肝臓や腎臓といった臓器が委縮し機能不全を起こす危険があるのです。それゆえに糖質だけを引き算のように止めるのではなく、タンパク質と脂質を積極的に大量摂取する事。でないと折角『糖質を我慢』しても糖質制限生活は失敗に終わってしまいます。場合によれば健康を害する事もあるわけなのです。
精神的ストレス、つまり我慢に我慢を重ねての糖質制限もお勧めできません。糖質制限していても目に見えないストレスがどれほど身体に悪影響があるのか・・・。だから充実感や満足感をもって糖質制限出来るヒトにしか糖質制限生活をお勧めできないのです。そして一旦糖質制限されても、「自分には無理」と思った場合に引き返す(止める)判断をする事も必要だと考えます。気楽に糖質制限をし、2週間程度続け、そこで再評価(自身に合うか否か)し継続するか否かの判断をする事が賢明でしょう。
追記
禁煙外来を受診し薬剤を用いて禁煙しようという決意を持ってもタバコに手を出すヒトが居ます。アルコール依存症で専門病院に入院し断酒会に入っても退院後に呑むヒトも居ます。ですから糖質制限を宣言しても糖質を摂ってしまうのは仕方が無い事なのです。引き返し、又(糖質制限が必要だと感じれば)再スタートすれば良いだけの事でしょう。気楽に糖質制限というのは、このような意味も含まれているのです。