旅先での朝が大好きである。特に今回のような爽やかな目覚めで瀬戸内海を眺めながらの朝ビールはには解放感がある。2本と角ハイボール。アテにはサラダチキン(普段摂らない)と生ハム。瀬戸内海が太陽に輝いている。私は優しい瀬戸内の海が好き。
猫の島、男木島行きのフェリー出港時間は10時である。朝ビールを楽しんでも時間があったので港を散歩してみた。何度も来ている高松港なのだがヒトの数が非常にすくない。フェリーに乗り込んでも観光客皆無で地元民も少なかった。寂しい船内だが私には居心地がよかった。普段がうるさすぎるのである。瀬戸内芸術祭期間中に行くと悲惨だ。
猫の島、男木島には40分で到着。案内所には若い女性が1人で座っていた。私は島内地図を頂こうとしたが、あいにく切れているとの事。やはり島外の者には来てほしくないのだろうか。と思ったが「猫の多い場所を知りたい」旨を伝えると事務所から出てきて教えてくれた。私も男木島には何度か来ているので土地勘はある。猫の集まる場所を目指したが、猫の数は激減していた。
誰とも会わない島で私よりも少し年上の男性が家の前で出ていて話しかけてこられた。私が道端の猫と遊んでいたからだろう。仏頂面で安物Tシャツとボロいジーンズの私に話しかけてこられたので、地元のヒトは気持ちが温かいのだろうな・・と感じた。庭に入れていただき、お茶を出してもらいながら話していると地元民ではなかったのだ。大阪から移住してきたとの事。驚いた。歳も私よりも少しだけ上。
私も移住の下見に来たと思われたようで、島のお話しを色々聞かせてもらえた。どれも興味深い話だったが、猫の激減理由を知り愕然としてしまった・・・。島の猫たちは人懐っこい。初対面の私が抱いても嫌がらない。それどころか甘えてくる。それが何とも可愛く温かいきもちになるのだ。それなのに・・・。(続)